台南の中心部に位置する、U.I.Jホテル&ホステル(U.I.J Hotel & Hostel)に宿泊しました。
U.I.Jホテル & ホステル U.I.J Hotel & Hostel
台南の中心部に位置する四つ星ホテル、U.I.Jホテル&ホステル(U.I.J Hotel & Hostel、友愛街旅館)。
モダンな外観デザインも、落ち着いた配色のため「歴史ある台南の町」に馴染んでいますし、3Fのガーデンの緑がアイキャッチになっていて素敵な雰囲気です。
ホテルの客室は5F〜9F、3Fと4Fにホステルのドミトリー(Bunk Beds)があります。
3Fの共用スペース、キッチン、1Fのロビーはホテル・ホステルの宿泊客全員が利用できるスペースです。
ロビー
吹き抜けがあり天井が高い1Fロビーは開放感抜群。
壁には本が並んでおり、好きな場所で思い思いに過ごせます。
肌触りのよい革製のオリジナルグッズにカードキーが入っています。
また、チェックインの際には日本語のガイドブックの貸し出しもありました。
ホステル Bunk Bed
ドミトリーの客室内。
第一印象はとにかく「通路が広い」。
ホステルやゲストハウスの場合、通路が狭いのでラゲッジを広げるのも一苦労…というのはよくある話ですが、これだけ広ければストレスなく荷物の整理もできます。
また、ドミトリーのベッド(一部)は「1Fベッドの入り口と2Fベッドの入り口がそれぞれ逆」にあり、抱き合わせになっています。
このタイプの場合「1Fと2Fの宿泊客が顔を合わせることがない」ですし、はしごを上り下りする際もお互いに気を遣わずに済みます。
考えつきそうで、考えつかない、素晴らしいアイデアだと感じました。
ドミトリーのベッド。
入って左手にハンガー、フェイスタオルがあります。
奥は壁ではなく採光をとるためのカーテン(開閉不可)があります。
これがまた素晴らしく、朝日が差し込むとドミトリー内も明るくなるんです(※ベッドの場所によります)。
右手には小物置き場が三段。
手荷物ごとに置き場を分けられるので整理ができて大変便利でした。
写真では見えませんが、物置の下に「コンセント」と「USB充電差込口」がそれぞれ1つずつあります。
通路との目隠しカーテンは帆布。
Made in 台南の合成帆布行です。
手荷物ロッカーはダイヤル式。
大きなスーツケースもしっかり収納できます。
下の段にはスリッパが入っていました。
ドミトリー内には冬の時期に便利なアウター掛けも。
かさばる服をベッド内に持ち込む必要がなく便利。
バスルーム
共用の洗面&シャワー&トイレルーム。
シャワールームは女性用と男女共用、トイレは女性用、男性用、男女共用があります。
4Fには女性専用の洗面&シャワー&トイレルームがあります。
清潔感のあるバスルーム。
特筆すべきは、シャワールーム前に「脱衣所がある」点と、脱衣所に「着替えを含む手荷物を置くスペースが下段と上段2箇所にある」点でしょうか。
シャワー前に脱衣所があるため、着替える際に足がびしょ濡れになりにくい。
脱衣所があるか否かだけで快適度が格段に違います。
手荷物を置くスペースが2箇所あるのも大変便利。
下段については腰掛けも兼ねています。
トイレ内も清潔ですし、便座の消毒液も壁に備え付けられていました。
ウォシュレットはなし。
綿棒は自由に使えます。
ドライヤーは収納袋のデザインが可愛すぎ!
共用スペース
3Fの共用スペースは、シューズを脱いで座って過ごすスペースと、テーブル&椅子のスペースに分かれています。
粒子の細かいビーズ入りのクッションが気持ちよく、ごろっとしながら調べ物をしたり読書をしたり、とても快適で有意義な時間を過ごせます。
特に午前中とお昼過ぎは人が少なく、共用スペースでPCの作業をすることも十分可能です(ただし、本格的に仕事をする場合はイヤホンまたは耳栓は必須)。
コンセントがある場所は共用スペースに数箇所(自分が確認した限り、3箇所)。
平日の場合は空いているので問題ありませんが、金土の夜は混み合うのでコンセントを確保できないことも。
開放的なアイランドキッチン。
実際に料理をされている方も何人か見かけました。
椅子やテーブルなどの調度品も素敵。
近くの林百貨で買ってきた小物を撮影するときもいい感じに撮れます(写真は阿堂鹹粥の日本語が話せるお母さんにいただいた龍眼)。
洗濯機
3Fに洗濯&乾燥機がそれぞれ1台(料金は各NTD30元)。
この収容人数で1台ずつというのは「心もとない」気もしますが、午前中やお昼過ぎの時間帯を狙っていけば空いています。
カフェ
3Fの共用スペースのキッチンにはコーヒーがありますが、コーヒーマシンでもインスタントでもなく、コーヒー豆です。
豆を挽くのは面倒…という場合には1Fの共用スペースにある「鷲田珈琲吧」でコーヒーを購入できます。
Capputino:100
Americano:80
Drip Coffee:100
Ice Latte:120
Ice Americano:100
Craft Beer:180 [営業時間] 火水金土日
1000〜1300、1400〜1800
U.I.Jホテル&ホステルの行き方・アクセス方法
台南駅西口のバス乗り場から「Blue Main Line」「Red Main Line」「5」「1」などで乗車時間約7分〜9分。
赤崁楼、神農街、林百貨、台南孔子廟、藍晒圖文創園區といった人気の観光スポットのほぼ中心地にあり、どこへ行くにも便利な立地です。
U.I.Jホテル&ホステル周辺の飲食店でおすすめのお店はこちら。
ジャンル | 店名 | 徒歩分数 |
意麺 | » 小杜意面 | 約1分 |
羊肉麺 | » 包成羊肉 | 約3分 |
虱目魚粥 | » 阿堂鹹粥 | 約4分 |
担仔麺 | » 度小月担仔麺 | 約4分 |
フルーツ店 | » 清吉水果 | 約2分 |
感想
はじめに、スタッフさんのホスピタリティが素晴らしい。
ホテルとホステルのレセプションが同じとはいえ、ホステルでこれほどまでに鍛錬されたスタッフさんに対応いただくというのはなかなかない体験であります。
Booking.comの「評価:9.5」に偽りなし。
1泊あたりの宿泊価格2,000円前後にしてこのクオリティ。
仮に1ヶ月滞在しても60,000円。
住める、うん、1ヶ月なら住めそう。
ドミトリー内、サニタリー周りもよく考えられており、デメリットというデメリットはほとんどありません。
相当研究されていることが、実際に泊まってみるとよくわかります。快適。
ただ強いていえば…、共用スペースの大きなジェンガは…。
小さなお子さんが触りだすと収集がつかず、共用スペースに皆が振り返るほど大きな音が響き渡るのは少し残念な点ではありました。
また、金土の夜の共用スペースは、なかなかカオシック。
ゆっくり何か没頭して作業したいという方は、1Fのロビーか4Fの小さなスペースに行かれるとよいかもしれません。
チェックアウト後、ホテルのオーナーさんと通訳さん(?)にお声がけいただき、少し会話をしました。
まさかオーナーさんからお声がけいただくとは。
オーナーさんのその姿勢から、常に「なぜ?」を突き詰めて考えておられるのが伝わってきます。
台南だけでなく台湾全土はもちろん、那覇とかでも成功しそう(むしろ、ぜひ進出してほしい)、と思ってしまうほどにセンセーショナル。
ホステルの概念を変えてしまう。
そのぐらい、快適で素晴らしい宿泊施設です。
電話番号:+886 6 221 8188
チェックイン:15:00〜0:00
チェックアウト:〜11:00
