旗津半島(きしんはんとう、Cijin Island)は高雄港を守るように、南北に細長く伸びる島です。
旗津島までは、高雄市内の西子灣にある「鼓山フェリーターミナル(鼓山輪渡站)」からフェリーに乗ってわずか10分。
旗津半島では、港町ならではの海鮮グルメも楽しめるほか、各所に歴史的建造物やアートスポットが点在しています。
この記事では旗津島サイクリングのレンタサイクル料金、おすすめルートを写真を交えてご案内します。
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旗津島レンタサイクル
旗津島(きしんとう、チージンバンダオ、Cijin Island)は高雄の西にある、南北に長い島です。
海岸沿いに整備された「サイクリングロード」を自転車で走りつつ、歴史的建造物や観光スポットを巡りましょう。
サイクリングを楽しんだ後は、旗津老街で海鮮グルメに舌鼓を打つのもおすすめです。
旗津島までのアクセス方法は下記をどうぞ。
旗津島レンタサイクルの見所とルートマップ
レンタル自転車店で貰った「サイクリングのルートマップ」です。
今回レンタサイクルで巡ったのは、往復約5kmのお手軽なサイクリングコース。
旗津半島全体の観光マップです。
旗津島レンタル自転車の料金
旗津半島のフェリーターミナル「旗津輪渡站」の前には、レンタル自転車のお店が複数立ち並んでいます。
お店によりレンタサイクルの値段は異なりますが、今回レンタルした新宇自行車のレンタサイクル価格は以下の通りでした。
普通の自転車 | 1日100元 |
屋根付き四輪車(モーター付き) | 1時間200元 |
旗津島のサイクリングでは「屋根付き四輪車」が人気で、ほとんどの方がこちらに乗っていました。
モーターが搭載されているので、電動自転車のように楽に進みます。
ちゃんとブレーキがかかるか、鍵やサドル等、壊れていないかチェックしましょう。
レンタサイクルへ出発!
まずは「旗後山」を目指します。
電動付き四輪車はキャラクターもの多数。
この他、プーさんも見かけました。
海沿いでは釣りをしている方もチラホラ。
のんびりした雰囲気が漂います。
「旗後砲台」と「旗後灯台」はいずれも旗後山の上にあります。
写真は要塞の旗後砲台。
一切の柵がありません。
中間地点の停車場に自転車を止め、舗装された坂道を歩いて向かいます。
頂上の小道で繋がっているので、どちらから見学してもOK。
旗後砲台
旗後砲台(きごほうだい、チーホウパオタイ、Cihou Fort)は高雄港を防衛するための要塞跡。
清朝時代の1875年に建てられました。
奥に見えるのは北側の兵舎。
赤煉瓦の中央部分は司令所。
東側の要塞入り口。
南側は砲弾貯蔵庫で、砲台の跡が4箇所見てとれます。
高さがあるので、よそ見をせず、足元に注意しましょう。
西側の眺望。
東側の眺望。眼下に見えるのは旗津海水浴場。
弧を描く海岸線のシルエットがくっきり。
夕日も綺麗で見晴らしが良い「旗後砲台」は、高雄の歴史が垣間見られる場所でもあります。
旗後灯台(高雄燈台)
山頂から高雄港を照らす旗後灯台(きごとうだい、チーホウドンタイ、Cihou Lighthouse)。
1883年に建築された真っ白な灯台です。
現在の八角形の姿は1918年に改修のもの。
高雄港と西子湾を一望できます。
灯台の見学は「9時から17時」まで。
毎週月曜日は定休日です。
旗後灯台(高雄燈台)の営業時間
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
星空隧道
元々は軍事用のトンネルだった旗津星空隧道(チージンシィンコンスイダオ、Cijin Star Tunnel)。
現在はトンネル内の天井がライトアップされるなど、観光用に整備されています。
トンネルの先には、岸壁に打ち寄せる波と、深い海の光景。
トンネルが思った以上に暗くて長く、少し怖かったです。
時間があれば立ち寄っても良いかな〜という印象。
旗津海水浴場
旗津海水浴場(Cijin Beach)まで来ると、椰子の木が立ち並び、まさに南国の雰囲気!
ちょっとしたお洒落なショップもあり、リゾート気分です。
お散歩しているワンちゃんの姿も。
海辺はゆったりした時間が流れています。
訪れた時期はまだ遊泳シーズンではありませんでしたが、散策するのにはぴったりの気候です。
今回は靴が汚れてしまうので、眺めるだけで次に進みます。
旗津踩風大道
ヤシの木が並ぶ海沿いのサイクリングロード、旗津踩風大道。
周囲は建物もなく、緑に囲まれた道が続きます。
風が気持ちいい〜。
サイクリングロードの幅は、場所によっては広くない箇所も多数。
普通の自転車であれば問題ありませんが、四輪車同士がすれ違うにはやや狭い印象です。
くれぐれもスピードの出し過ぎには注意しましょう。
旗津彩虹教堂
近年SNSで人気の高雄のスポット、旗津彩虹教堂(チージンツァイホォンヂィアォタァン、Qijin Rainbow Church)。
レインボーのオブジェが連なり、絶好のインスタ映えスポットとなっています。
立ち寄った際も平日にもかかわらず、たくさんの人で賑わっていました。
卒業式があったのか、アカデミックガウン姿の学生たちも。
旗津海水浴場からは約1kmちょっとの距離です。
旗津貝殼博物館
多種多様な貝殻を展示する、旗津貝殼博物館(チージンペェイクゥーミュージアム、Cijin Shell Museum)。
程よい規模感なので、休憩がてら立ち寄るのも良さそうです。
今回は周辺の散策のみで、中には入りませんでした。
見学時間は「9時から17時」まで。
毎週月曜日は定休日です。
旗津貝殼博物館の営業時間
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:月曜日
海岸公園
旗津貝殻博物館の周りは、海岸公園(チージンシーサイドパーク、Cijin Seaside Park)として整備されています。
周辺にはオブジェが多数。
モザイクタイルのミニ貝殻オブジェ。
どことなく天使の羽にも見えます。
こちらはサングラス貝殻オブジェ。
旗津海珍珠
巨大な貝殻のオブジェ、旗津海珍珠(チージンハイジェンジュ、Cijin Shell House)。
こちらもSNSで人気のスポットになっています。
後ろからの姿もパシャり。
ここから先も、ずっと海沿いにサイクリングコースが続いています。
約1.5km先の「旗津風車公園」にも多数モザイクタイルのオブジェあり。
今回は海鮮グルメの誘惑に負け、巨大貝殻の「旗津海珍珠」で折り返して戻りました。
サイクリングロードは一本道の往復なので、迷うことはありません。
旗津老街
サイクリングの最終目的地は、旗津老街(チージンラオジェ、Cijin Old Street)。
ついにゴール!
自転車を返却し、老街を散策しましょう。
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海鮮グルメに舌鼓!運動した後のビールは格別です。
まとめ
見学時間を含め、のんびり写真を撮りながら、約2時間半のサイクリングでした。
平坦で道も整備されているので楽々。
椰子の木が立ち並ぶ海沿いを走るのは、とても爽快でした。
旗津は見所が点在しており、サイクリングで回るのが効率良し!
歴史スポット、インスタスポット、グルメスポット、全て楽しめます。
サイクリング後の海鮮グルメは、格別により美味しく感じました。
日差しは強いので、その点では屋根付きの四輪車も悪くないですね。
見た目が派手で可愛らしすぎるのですが、それも旅の良い思い出になりそうです。
すれ違う際は、ぶつからないように気をつけましょう。
まさに南国の港町!という高雄の魅力を感じられる旗津サイクリング。
素敵な休日の過ごし方として、いかがでしょうか。
旗津半島の行き方・アクセス方法
高雄MRT「西子灣駅」より徒歩約6分、「鼓山輪渡站」フェリーターミナルよりフェリー乗船約10分、「旗津輪渡站」下船。
旗津島までの詳しいアクセス方法は下記記事をご覧ください。