台南の安平にある天然カラスミ専門店、吉利號烏魚子(ジーリーハオウーュイーズ、Jilihou Mullet Roe)を訪れました。
高級珍味のカラスミを大人買い!店内の様子やカラスミの値段など詳しくご紹介します。
吉利號烏魚子 Jilihou Mullet Roe
台湾名物、高級珍味のカラスミ(烏魚子)。数あるカラスミ店の中でも天然からすみを扱う専門店、吉利號烏魚子(ジーリーハオウーュイーズ、Jilihou Wuyuzi)を訪れました。
お店は台南の安平エリアにあります。台鐵台南駅や台南の中心地からはバスやタクシーでのアクセスとなります。安平エリアの観光と合わせて訪れるのがおすすめです。
吉利號烏魚子は創業1935年の老舗。その歴史は長崎出身のからすみ職人が製造方法を伝えたことに遡ります。
近年、台湾のカラスミは養殖物も多い中、吉利號烏魚子で扱うのは天然のカラスミのみ。昔ながらの伝統製法を守って代々手作りされています。まさに職人技の光る本物のカラスミというわけですね。
お店の方に早速カラスミを見せていただきました。若い店主の方は日本語対応OK。
大きくて立派!贅沢なことに試食もできます。もっちりとして美味しい。
店主曰く、養殖のカラスミは土臭いのだそう。
カラスミの値段
そして気になるお値段ですが、カラスミは大きさによって値段が変わってくるとのこと。
大きいものは獲れる数が少ないので値段が高くなるそうです。
カラスミは「高級・特級・頂級・極品2・極品1・極上品・御上品」のランクに分かれています。
金額のざっくりとした目安は下記の通り。
(スマホの場合は 横にスクロール可) |
重さ(g) | 金額(元) | 金額(円) |
高級 | 120g〜165g | 876元〜1,205元 | 約3,021円〜約4,155円 |
特級 | 170g〜195g | 1,326元〜1,521元 | 約4,586円〜約5,261円 |
頂級 | 200g〜245g | 1,700元〜2,083元 | 約5,863円〜約7,184円 |
極品2 | 250g〜295g | 2,500元〜2,950元 | 約8,647円〜約10,203円 |
極品1 | 300g〜345g | 3,360元〜3,864元 | 約11,588円〜約13,326円 |
極上品 | 100g〜 | 1,300元〜 | 約4,483円〜 |
御上品 | 100g〜 | 1,900元〜 | 約6,570円〜 |
為替レートは1台湾ドル=3.46円で計算
個体によって色味も微妙に異なります。色が濃い方が味も濃いのだそう。
あまり大き過ぎると食べきれないかな?と思い、程よい大きさのカラスミを選びました。色味も明るいオレンジで食欲をそそります。
こちらは 頂級220g・1,870元(約6,465円)。
こちらはやや濃いめの色味。特級195g・1,521元(約5,260円)です。
お会計は2つ合わせて「3,391元(約11,725円)」。
高級品とはいえ、これだけ立派な天然カラスミがこのお値段。かなりお買い得な印象です。
日本に配送もしているので持ち歩きが困難な場合や、たくさん購入する場合などは利用するのも手ですね。
賞味期限
カラスミの賞味期限は常温保存で約1週間。冷凍であれば約1年間保存可能とのこと。
お店で販売されているカラスミは冷蔵されていますが、保冷剤と保冷バッグもつけていただけます。
ホテルの冷蔵庫で冷やしつつ、日本に持って帰りましょう。
カラスミの食べ方
日本に帰国後、自宅で頂いてみました。
食べ方としては、そのまま生で食べる方法と炙って食べる方法があります。
試してみましたが炙って食べる方が断然美味しいのでおすすめです。
まずボールに水を張り、カラスミを水に浸けながら表面の薄皮を剥ぎます。
その後スライスしたカラスミの表面に金門高梁酒(日本酒でもOK)をサッと塗り、火で炙って完成です。
実食!
表面は香ばしく中はモチッと半熟。味わい深くなんとも贅沢。最高のおつまみです。
台湾式で大根とネギもお供に。間違いのない美味しさです。
天然カラスミはもちろん高級品ですが質も量も大変満足のいくもので、お土産にしても喜ばれること間違いなし。ぜひぜひ味わっていただきたい台南のおすすめカラスミです。
お店は安平エリアの大通りから横道に入った場所にあります。看板も出ているので分かりやすいかと思います。
吉利號烏魚子の行き方・アクセス方法
2番バス「南興(Nanxing)」停留所より徒歩約2分。
吉利號烏魚子の営業時間
電話番号:+886 6 228 9709
営業時間:10時00分~20時30分
定休日:なし
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