台湾で食べる、担仔麺(擔仔麵)

度小月担仔麺の小碗と大碗の比較

台湾の担仔麺(擔仔麵、タンザァイミェン)についての簡単な概略、台湾のエリアごとに訪問ブログ記事をまとめたページです。

担仔麺(擔仔麵)

度小月担仔麺の小碗と大碗の比較

台湾の担仔麺(擔仔麵、タンザァイミェン、dān zǐ miàn)は、台南発祥の麺料理です。

柔らかな油麺に、肉やエビからとったスープをかけ、豚肉そぼろ(肉燥)、エビ、おろしニンニク、パクチー、もやし、ニラなどをトッピング。香ばしい肉そぼろとおろしニンニクが麺とスープに絡み、独特の味わいを生み出します。

担仔麺は、台南の漁師・洪芋頭が、台風シーズンで漁ができなくなる夏から秋、特に7〜8月頃の「小月(閑散期)」を乗り切るため、1895年に麺を売り歩いたのが始まりとされています。天秤棒(担)に鍋一式を担いで港沿いを売り歩いたことから「担仔麺」という名前になり、屋台の燈籠には「度小月」という屋号が書かれていました。これが現在も続く老舗「度小月」のルーツで、今では第四代・第五代へと受け継がれています。

補足として、一般的なカタカナ表記「タンツーメン」の呼び方は、台南現地の人に話してもまったく伝わりません。

また、名古屋の台湾ラーメンは担仔麺にヒントを得て生まれたご当地フードですが、実は台湾には存在しない料理です。1970年、味仙の創業者・郭明優が台湾で食べた担仔麺に感動して日本で再現を試みたものの、唐辛子とニラを効かせた激辛味にアレンジ。まかない料理として生まれ、評判を呼んでメニュー化されました。担仔麺自体は辛くない料理なので、「担仔麺の子孫」でありながら「台湾にない台湾料理」というのが、この一皿の面白いところです。

台南で食べる、担仔麺(擔仔麵)

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