海外旅行におすすめのクレジットカード vol.3。
vol.1とvol.2は年会費無料のカードについて取り上げましたが、今回のvol.3では年会費が有料のSPGアメックスカードをご紹介します。
年会費は消費税込みで34,100円と高額ですが、旅行がお好きな方であれば年会費の元が取れます。
SPGアメックスは「ぷちち台湾の中の人」のメインカードです。
SPGアメックスカードについて
SPGアメックスカードとは、世界最大のホテルチェーン マリオット インターナショナル(Marriott International)の会員プログラム「マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)の上級会員特典が付与されたアメリカンエキスプレスのクレジットカードのことです。
正式名称はスターウッド プリファード ゲスト アメリカン エキスプレス カード。
SPGアメックスカードの年会費は「税込34,100円」と高額です。
これほど年会費が高額のクレジットカードを発行して、果たして元が取れるのでしょうか?
下記にSPGアメックスを保有する利点・メリットを要約。
その先で詳しく解説していきます。
- Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員(上級会員)付与
- 毎年カード継続ごとにMarriott Bonvoy加盟ホテルに無料宿泊特典
- 特典参加レストラン・バーの利用で15%OFFに
- 毎年カード継続ごとにMarriott宿泊実績5泊分付与
- 入会後3ヶ月以内に30万円以上利用で75,000ポイント付与(お友達紹介で得な特典あり)
マリオット ボンヴォイ Marriott Bonvoyとは
世界最大のホテルチェーン、アメリカ合衆国のマリオット インターナショナル(Marriott International)。
世界130の国と地域に、6,700以上のホテルが加盟するホテルの会員プログラムがマリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)です。
マリオット ボンヴォイに加盟するホテルの代表的なブランドには、セントレジス 、ザ リッツカールトン、マリオット、シェラトン、ウェスティンなどがあります。
ラグジュアリー | エディション ザ リッツカールトン ザ ラグジュアリーコレクション セントレジス Wホテルズ |
プレミアム | マリオット シェラトン マリオット ヴァケーション クラブ デルタ ホテルズ ウェスティン ルメリディアン ルネッサンス ホテルズ オートグラフ コレクション ホテルズ トリビュート ポートフォリオ デザイン ホテルズ ゲイロード ホテルズ |
セレクト | コートヤード バイ マリオット フォーポインツ スプリング ヒル スイート フェアフィールド プロテア ホテルズ ACホテルズ アロフト ホテルズ モクシー ホテルズ |
長期滞在 | ホーム & ヴィラズ レジデンス イン タウンプレイス スイート マリオット エグゼクティブ アパートメント エレメント |
台湾にあるマリオットボンヴォイホテルの一覧は下記の記事にまとめています。
台湾のマリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)系列ホテル一覧
Marriott Bonvoyの会員ステータス
アンバサダーエリート | 年間100泊+利用金額年間20,000米ドル |
チタンエリート | 年間75〜99泊 |
プラチナエリート | 年間50〜74泊 |
ゴールドエリート | 年間25〜49泊 |
シルバーエリート | 年間10〜24泊 |
メンバー | 年間0〜9泊 |
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)の会員ステータスには6段階あります。
SPGアメックスカードを発行して付与される「ゴールドエリート会員」は上から4つ目。
通常の場合、マリオットのゴールドエリート会員の資格を得るためには「マリオット系列のホテルに年間25泊」する必要があります。
時間的にも金銭面においても、かなり高いハードルですね。
SPGアメックスカードを発行することにより、マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)の会員資格を飛び級でアップグレードできるというわけです。
Marriott Bonvoyゴールドエリート会員のメリット
それでは、マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)のゴールドエリート会員の資格を得るとどのようなメリットがあるのでしょうか?
- 客室のアップグレード
- 14:00までのレイトチェックアウト
- 25%のポイントボーナス
- ホテルのウェルカムギフト(ポイント)
- 高速インターネットアクセス
主なメリットをまとめてみましたが、やはりこの中で大きなメリットとして感じるのは「客室のアップグレード」と「14:00までのレイトチェックアウト」です。
客室のアップグレード
こちらは「コートヤード台北ダウンタウン」というマリオット系列ホテルに宿泊した時の写真です。
客室の予約は一番安い値段の客室「スーペリア」で確保していたのですが、チェックイン時にアップグレードをしていただき、台北101の客室を望む高層階にアップグレードしていただきました。
14:00までのレイトチェックアウト
通常、マリオット系列のホテルのチェックアウト時刻は「12:00」です。
チェックアウト時刻が12:00の場合は、朝食を食べた後に荷造りをしてチェックアウト…というタイムスケジュールが一般的ですね。
ゴールドエリート会員の場合は、「14:00」までチェックアウト時刻を伸ばしてもらえます(客室の空き状況によります)。
ホテルのフィットネスで運動をしたり、プールでくつろいだり、あるいは早めにチェックアウトしても良いですし、選択肢の幅が広がります。
毎年カード継続ごとにMarriott Bonvoy加盟ホテルに無料宿泊特典
SPGアメックスカードを毎年継続(更新)するごとに、マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)の加盟ホテルに無料で一泊宿泊できます(2名まで)。
無料宿泊特典は「50,000ポイント(マリオットのポイントの単位)」で宿泊できるホテルで一泊利用できます。
カテゴリー | オフピーク | スタンダード | ピーク |
1 | 5,000 | 7,500 | 10,000 |
2 | 10,000 | 12,500 | 15,000 |
3 | 15,000 | 17,500 | 20,000 |
4 | 20,000 | 25,000 | 30,000 |
5 | 30,000 | 35,000 | 40,000 |
6 | 40,000 | 50,000 | 60,000 |
7 | 50,000 | 60,000 | 70,000 |
8 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
マリオット系列のホテルには「カテゴリー」というホテルランクが存在し、各ホテルに1〜8までのカテゴリーが割り当てられています。
このカテゴリーの数字が大きいほどランクが高いホテルとなります。
SPGアメックスカードの無料宿泊特典は「50,000ポイント」のため、オフピークであればカテゴリー1〜7。
スタンダードであればカテゴリー1〜6。
ピーク時であればカテゴリー1〜5のホテルに宿泊可能となります。
この無料宿泊特典を上手く活用すれば、これだけで高額の年会費の元が取れてしまいます。
ちなみに、台湾のマリオットボンヴォイホテルのカテゴリー一覧は下記リンク先にまとめています。
台湾のマリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)系列ホテル一覧
特典参加レストラン・バーの利用で15%OFFに
アジア太平洋地域にある2,800を超えるマリオットBonvoy参加ホテルにて、レストラン・バーでのご利用が15%OFFに。
毎年カード継続ごとにMarriott宿泊実績5泊分付与
毎年カードを継続(更新)するごとに、Marriottの年間宿泊実績が5泊分付与されます(エリートナイトクレジット)。
実際には宿泊していないのに、宿泊実績としてプレゼントしてくれるというものです。
ゴールドエリートだけではなくプラチナエリートやチタンエリートを目指したい方には嬉しい特典となります。
入会後3ヶ月以内に30万円以上利用で75,000ポイント付与
SPGアメックスカードを発行し、3ヶ月以内に30万円以上利用することで「75,000ポイント」が付与されます。
(2021年5月7日から6月30日まで)
気になる還元率は…?
SPGアメックスカードで決済すると、Marriott Bonvoyのポイントが「100円につき3ポイント」貯まります。
表面上のカード還元率は3%ですが、Marriott Bonvoyポイントの価値をマイルに換算すると実質的なマイル還元率は1%です。
Marriott Bonvoy参加ホテルでの支払いにSPGアメックスカードを使うと「100円につき6ポイント」貯まります。
貯めたポイントはマリオット系列ホテルの宿泊予約に使えますが、旅行好きの方であればポイントからマイルへの交換がお得です。
「ポイント3:マイル1」の比率でJALやANAを含む多くのマイレージプログラムのマイルに交換できます。
例えば「30,000ポイント→10,000マイル」といった具合です。
さらに、60,000ポイントをまとめてマイルに交換すると、5,000マイルのボーナスマイルがもらえます。
本来は「60,000ポイント→20,000マイル」のところを「60,000ポイント→25,000マイル」となります。
この時点でマイル還元率は1.25%となります。
ぷちち台湾的まとめ
SPGアメックスカードの年会費は高額ですが、SPGアメックスカード更新時の「無料宿泊特典」だけでも年会費の元が十分に取れています。
さらに客室アップグレードやレイトチェックアウトも含めると、相当な金額の恩恵を受けていることは間違いありません。
マイル還元率も旅行好きにはかなり魅力的な内容になっており、頻繁に旅行へ行かれる方であればメインの決済用カードをSPGアメックスカードにすることを推奨します。
個人的には台湾を含め色々な国を訪れるので、SPGアメックスカードで貯めたポイントはまとめてANAとJALのマイルに交換しています。