台北の老舗茶葉販売店、明山茶集(ミンシャンチァーヂィー、Min San Tea)の台湾茶教室に参加してきました。
実際に参加した様子をレポートします。
台湾茶教室
すっかり台湾茶にハマっている筆者。台北の老舗茶葉販売店、明山茶集(ミンシャンチァーヂィー、Min San Tea)を訪問し、本場の台湾茶教室に参加してきました。
お茶の淹れ方や台湾茶の種類、お茶の歴史、プロのテイスティング方法まで、台湾のお茶文化を体験です!
明山茶集 Min San Tea
明山茶集(ミンシャンチァーヂィー、Min San Tea)は1884年創業という老舗の茶葉工房。ご家族で経営されており、現オーナーの高(コウ)さんは4代目。日本ヘ留学経験があり日本語も堪能で、今回の台湾茶教室の先生も務めていらっしゃいます。
明山茶集の台湾茶教室では、大きく分けて「台湾茶文化の講義」、「プロのテイスティング」、「オリジナル茶葉パッケージ作り」の3つが体験できます。
台湾茶文化の講義
数種類のお茶をいただきながら、まずは台湾茶の歴史や文化からスタート。哲学科出身の高(コウ)さんは、考えたり質問したりすることが好きなのだそうで、クイズ形式を取り入れつつ対話しながら説明していただけました。
中でも紅茶と烏龍茶はどちらが先に生まれたかというお話や、東方美人茶が生まれた秘密、大昔のお茶の逸話などなど、とても興味深いお話で聴き入ってしまいした。
また、台湾茶の種類に関しては何となく知っていたものの、改めて詳しく知ることができ頭の整理になりました。発酵・焙煎の度合や、製造工程をまとめた茶葉の分類表が分かりやすかったです。
お茶の入れ方や、いい茶器の選び方も大変参考になりました。
プロのテイスティング
少し休憩を挟み、プロのテイスティング体験へ進みます。
6種類の台湾茶がスタンバイ。ん〜良い香りです。
まずは茶葉の形と色をチェック。
お湯を入れた後の茶葉もチェックします。
レンゲを使って香りもチェック。高さんにテイスティングのお手本をしていただくのですが、これが難しい!少量をズズッとすするように口に入れ、舌全体で味を確かめます。
実際の品評会では100種類以上のお茶を順番にテイスティングするので、一瞬で判断しないといけないそうです。凄すぎる…。
さすがにプロにはなれそうにないので、じっくりとテイスティングをさせていただきました。台湾茶は香りが良くて本当に美味しいです。
オリジナル茶葉パッケージ作り
テイスティングの後は、この中から自分の気に入ったお茶を選び、選んだ茶葉を試験管のパッケージにつめる作業へ進みます。どれにしようかなぁ。
碧螺春という緑茶は、日本の緑茶とは異なる、清々しく鼻に抜ける香りが印象的。
こちらは台湾茶の定番、凍頂烏龍茶。焙煎弱めの清香型でスッキリ味。
鐵観音の蒸れたフルーツのような甘い香りも良いですね。
和紙に好きな文字を書き、茶葉と一緒に試験管へ。
出来ました〜!自分用のオリジナル台湾茶パッケージ。
迷いましたが、凍頂烏龍茶と高山茶です。なかなか良い感じ。
以上で台湾茶教室は終了。せっかくなのでお土産用にも数種類茶葉を購入しました。
明山茶集の茶葉は、高品質低価格を掲げているだけあり、リーズナブルな印象です。普段用のお茶として永く飲まれているような、地元に根付いたお茶屋さんなのだろうと感じました。
帰る際には周辺のご飯屋さんやデザート店もご親切に教えていただき、気遣いが嬉しかったです。おすすめのお店、美味しかった〜!
台湾茶教室へ参加した感想
ガイドブックやインターネットにも載っていない、台湾茶の歴史や逸話を聞いたり、茶葉の種類・特徴について詳しく学ぶことができ、とても有意義な時間でした。高さんのお茶に対する真摯な姿勢が伝わってきて、ますます台湾茶に興味が湧きました。
自分の好みの茶葉がわかれば、今後の台湾茶選びも迷わなくて済みますね。
お茶好きな方はもちろん、台湾茶に詳しくない方でもとても参考になる、オススメの台湾茶教室です。
台湾茶教室のコース概要
内容
- 所要時間:約2時間
- 大人料金:600元(約2,137円)
- 対応言語:日本語
- 開催日時:火・水・木・土曜(午前10:00スタート)
- 催行人数:最少2名、最大8名
スケジュール
- 台湾茶教室(約1時間)
- テイスティング(約30分)
- オリジナル茶葉パッケージ作り(約30分)
明山茶集の行き方・アクセス
MRT捷運「雙連」駅1番出口より徒歩約11分、MRT捷運「中山」駅4番出口より徒歩約11分