クラウンプラザホテル台南 宿泊記｜Crowne Plaza Tainan

台南の安平にあるインターコンチネンタルグループのホテル、クラウンプラザホテル台南（Crown Plaza Tainan）に宿泊しました。

クラウンプラザホテル台南 Crowne Plaza Tainan

クラウンプラザホテル台南（Crowne Plaza Tainan、台南大員皇冠假日酒店）は台南の中でも古い歴史を持つエリア「安平」にある、IHG（インターコンチネンタルホテルグループ）のホテル。
開業年は2017年です。

地図を見ると分かる通り、クラウンプラザ台南は「安平老街や安平古堡よりもさらに奥（西）」に位置しています。
「台南の最果て」にあるホテルといっても過言ではりません。

ホテルの北側には、台湾海峡に注ぐ「塩水渓」と台南名産の魚「サバヒー」の養殖場が広がります。

約350年前、膨湖諸島を出発した鄭成功はこのあたりを通過し、オランダが居座る旧ゼーランディア城（現安平古堡）を攻略しました。
今は長閑な景色が広がっていますが、かつて台湾の歴史上でも重要な出来事があった地です。

台南の市街地に宿泊するのとは「ひと味違う旅」を楽しめそうです。

ホテルの1階ロビー。
建物の中央はダイナミックな吹き抜けになっており、台南の最果てにいるという浮遊感もあいまってか、気分が高揚します。

客室のルームナンバーには、安平老街で見かける魔除けの「剣獅」がありました。

細かなデザインに配した遊び心がいいですね。

クラウンプラザ スペシャルビュー ルーム Crowne Plaza Special View Room

今回宿泊したのはクラウンプラザ スペシャルビュー ルーム（Crowne Plaza Special View Room）。
広さは約40m2。

スーペリアルーム・デラックスルームと同じ平米数ですが、「スペシャルビュー」という名称の通り、客室からの眺望が特徴です。

ベッドルーム

バルコニーには椅子が置かれていました。
眺望を楽しむだけであれば、十分な奥行きがあります。

ただし、北向きの間取りのため、お部屋の中に日差しが直接射しこむということはありません。

四草から航行してきた「台江觀光船」です。

四草「台江觀光船」の出発地点にある道教寺院の「四草大衆廟」がよく見えました。

西側には台南市安平区と安南区を結ぶ「四草大橋」も。

静寂に包まれた夜の景色。

さて、再び客室内へ。

ミネラルウォーター、台湾茶のティーバッグ、粉末コーヒーは無料です。

バスルーム

ベッドルームとバスルーム（水周り）の間に、真四角の形状をしたバスタブがあります。

真四角のバスタブは珍しい。
以前、中国の田舎で見たことがありますが、間取りにピタリと当てはまれば設計上は使いやすいのでしょうか？

実際には「バスタブに足を伸ばして入る」ということを考えれば奥行きがあれば十分で、横幅があるメリットは然程ないように思います。
お湯をためるのにも時間がかかりますし。

アメニティ

プール&フィットネスジム

ホテル館内にフィットネスセンターとプールがあります。
営業時間は6:00〜11:00。

屋内プールも覗いてみましたが、リゾートにあるようなリラックスして過ごすプールというよりは、しっかり泳ぐためのプールです。
プールにはお客さんが多数いましたので、写真撮影を控えました。

レンタサイクル

クラウンプラザ台南では無料のレンタサイクルがあります。
自転車はカゴ付き、ギアはありません。

今回は自転車を借りて「四草緑色隧道」まで行き、帰りにアイスクリーム屋さんの「NINAO Gelato 蜷尾家 經典冰淇淋」に立ち寄って帰ってきました。
正直、サイクリングロードがしっかり整備されている…とは言い難いですが、クラウンプラザ台南に宿泊したからこそできる体験だと思います。

クラウンプラザホテル台南の行き方・アクセス方法

クラウンプラザ台南は「台鐵台南駅」からタクシーで約20分。

バスで行く場合は、台鐵台南駅前バス乗り場「台南火車站」2番線に乗り、「崇義社区」停留所で降車します。
停留所から徒歩約8分です。

クラウンプラザホテル台南周辺の飲食店でおすすめのお店はこちら。

感想

「初めての台南旅行」で「普通に王道コース」を巡るのであれば、台南の中心部に宿泊した方が便利だと思います。
中心部の方が飲食店もたくさんあります。

ただし「安平の奥の奥」に泊まり、自転車を借りて四草大橋を渡ったり、サバヒーの養殖場を見たりという体験は、クラウンプラザ台南の滞在ならではの体験です。

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クラウンプラザ台南は、不便だけれども「台南で少し変わった体験」ができる立地のホテルだと思います。