台南にある3大帆布店、永盛帆布行・合成帆布行・廣富號帆布包を巡りました。
それぞれのお店の特徴、商品、場所についてご紹介します。
帆布 Canvas
帆布（はんぷ、キャンバス）とは綿や麻、亜麻を使って平織りされた厚手の布。
帆布バッグはどこか懐かしいレトロで飽きのこないデザインと丈夫な作りで、幅広い世代から永く愛されています。
台南は帆布の生産地として知られており、その中でも人気なのが永盛帆布行・合成帆布行・廣富號帆布包の3店です。
3大帆布店の場所
いずれも林百貨の周辺に位置しているため、3店まとめて巡るのがおすすめです。
永盛帆布行 Yung Sheng
まずは永盛帆布行（ヨンシェンファンブーハン、Yung Sheng）へ到着。
お店というより工房と呼ぶ方が正しいかもしれません。
昔は軍のテントを作っていたこともあり丈夫な布でできた商品が特徴。歴史ある帆布店です。
年季が入ったミシンが並び、皆忙しそうに作業をされています。
商品はまるでオマケのように隅のショーケースに置かれていました。
特段接客されることもないので自由に見ることができます。
バッグのバリエーションは多くなく、ポーチやドリンクホルダーなどの小物は見当たりませんでした。
こちらは斜めがけバッグ。
トートバッグは見たところ2、3種類。大・中・小とサイズ展開しています。
カラーは黒・ブラウン・カーキ・オレンジ・白。使いやすいアースカラーが揃います。
バッグ本体の落ち着いた色味に対し、ステッチはとてもカラフルですね。
一通り見てそろそろ買おうかな〜と思ったところに、ちょうどよくお店のおじさんが声をかけてくれました。
一番小さいサイズのトートバッグ500NT$（約1,825円）を購入。値段は日本語で教えていただけました。
支払いは現金のみです。
黒地に白と赤のステッチが入ったトートバッグ。5号帆布という厚めの布でかっちりと作られています。
いかにも丈夫そう！
実寸で縦20cm・横27cm・マチ幅11cm。
（誤差はご了承ください）
中身も機能的にできており、チャック付き内ポケット、サイドポケット、ストラップホール。
外ポケットもあります。
ちょうどスマートフォンが入るサイズです。
実際に物を入れて見るとご覧の通り。
A4は入りませんがB5は斜めにすれば入る大きさ。底板はついていませんが、なんの問題もなく自立するのでなくても大丈夫です。
ボタンもおしゃれ。バチっとしっかり留まります。
YUNG SHENGとお店の名前入り。
小さめとはいえ、荷物の少ない人であれば通勤用バッグとしても十分使えますね。
作りがしっかりしており、この品質で500NT$はお得です。
永盛帆布行の特徴まとめ
①バリエーションは少ない。
②厚くて丈夫、作りがしっかり。
③長く使えるのでそれほど高くない。
永盛帆布行の営業時間
電話番号：+886 6 227 5125
営業時間：月〜土曜9時30分～21時00分 日曜10時00分～18時00分
定休日：旧正月
クレジットカード：不可
合成帆布行 Hecheng
次を訪れたのは合成帆布行（ハオチョンファンブーハン、Hecheng）。
創業は1956年。台湾各地の学校指定バッグも請け負っています。
帆布自体は永盛帆布行と比べるとややソフトな印象。
おばあちゃんも軒先で黙々と作業をされていました。一つ一つ丁寧に作られています。
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商品の陳列スペースと作業スペースは半々ぐらい。
永盛帆布行と同様、適度に放っておいてくれるので気兼ねなく見ることができます。
小さなトートバッグはお弁当入れにピッタリ。
お値段も200NT$（約730円）とリーズナブルです。
ポーチやペンケースなど小物も充実しており、実用的でお土産にもちょうど良さそう。
ドリンクホルダーも可愛い。カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいですね。
よく見るとステッチとネームタグもそれぞれ色が違います。
こんな感じでドリンクを持って歩きたいですね。気分が上がりそう〜！
小さいトートバック200NT$とドリンクホルダー130NT$をお買い上げ。
合わせて330NT$（約1,200円）。
支払いは現金のみです。
実寸で縦20cm・横29.5cm（一番長い部分）・マチ幅10cm。
大体なのでご参考まで。
グレー地に紺色の持ち手、生成りのステッチです。
内ポケット付き、底板もあるので自立します。
お弁当入れの他、ちょっとした買い物の時にも使えそうですね。
フォントが独特で味があります。文字は持ち手と同じ紺色です。
ボタンはよく見ると「合成 since 1956」と文字が入っていました。
ドリンクホルダーは渋い草色をチョイス。文字は紺色。
裏はこんな感じ。持ち手はこげ茶で白いステッチが入ります。
早速使ってみました。かわいい！
しっかりホールド感もあり、持ちやすくていい感じです。
ちなみに台南のおしゃれホステル「UIJ Hotel & Hostel 友愛街旅館」では、ドミトリーのカーテン代わりとして合成帆布行の帆布が使われています。
素敵なホステルなので、気になる方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
合成帆布行の特徴まとめ
①バッグ、小物、バリエーション豊富。
②帆布はやや柔らかめ。
③リーズナブル。
合成帆布行の営業時間
電話番号：+886 6 222 4477
営業時間：月〜金曜9時00分～21時00分 土日9時00分～19時30分
定休日：なし
クレジットカード：不可
廣富號 Guang Fu Hao
最後を訪れたのは廣富號帆布包（グアンフーハオ、Guang Fu Hao）。
1995年創業の比較的新しい帆布店で、台南に2店舗、台北にも支店があります。
工房は見当たらず非常におしゃれな店構えです。
店員さんもピタッと横に付いてしっかりと商品説明。他の2店と違いすぎてやや戸惑います。
店内は撮影NGだったため写真での紹介はできませんが、いわゆるレトロな帆布バッグは少なめで、帆布と異素材が融合した今時なデザインが多かったです。
内側が防水加工された帆布ポーチには小籠包キャラが縫われていたり、ドリンクホルダーは動物キャラが描いてあったりと遊び心のある商品が多い印象。素材やデザインにこだわっているためお値段も高めです。
こちらではペンケース390NT$（約1,425円）を購入しました。
カード支払いOKです。
お店の「公式HP」から商品を見ることができます。
アイスバーとスイカバーが刺繍されたペンケース。よく見ると顔があります。ゆるい…。
他に小籠包や割包、天ぷらバージョンもありました。
実寸で大体縦6cm・横18cm。
廣富號のラベルもしっかり付いています。クッキリとした字体ですね。
裏側にはゴムバンド。
このように本に取り付けられるようになっており意外と機能的です。
長さの調整もできます。
廣富號帆布包の特徴まとめ
①レトロ商品少なめ、キャラもの多数。
②帆布と異素材のコラボ。
③お値段高め。
廣富號帆布包の営業時間
電話番号：+886 6 221 6123
営業時間：10時30分～21時30分
定休日：なし
クレジットカード：可
3大帆布店を巡ってみての感想
3店ともそれぞれ特徴があり、見て回って非常に楽しかったです。
時間がある方はぜひまとめて巡っていただきたいコースですね。
個人的には商品と色のバリエーションが豊富な合成帆布行がお気に入り。
ステッチの可愛さに惹かれました。
台南でしか買えないお気に入りの帆布グッズをぜひ探してみてください。
| 台南 三大帆布店 | |
| 永盛帆布行 | ①バリエーションは少ない。 ②厚くて丈夫、作りがしっかり。 ③長く使えるのでそれほど高くない。 |
| 合成帆布行 | ①バッグ、小物、バリエーション豊富。 ②帆布はやや柔らかめ。 ③リーズナブル。 |
| 廣富號帆布包 | ①レトロ商品少なめ、キャラもの多数。 ②帆布と異素材のコラボ。 ③お値段高め。 |
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