台湾は豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、バナナ、パイナップルやドラゴンフルーツなど、さまざまな果物が栽培される果物の王国です。
その中でも台湾マンゴーは、甘くてジューシーな味わいが人気で、夏に台湾旅行へ行く日本人の多くが旬のマンゴーやマンゴーかき氷を食べるのを楽しみにしています。
ここでは、台湾マンゴーの種類と旬の時期をご紹介します。
台湾マンゴーの種類
台湾マンゴーには多くの品種があり、色や大きさ、甘さ、香り、食感(繊維の量)が異なります。
愛文芒果(愛文マンゴー)
アップルマンゴーとも呼ばれる愛文芒果(愛文マンゴー)は、台湾で広く栽培されている人気のマンゴー品種です。
肉厚で繊維が多く、甘さと酸味のバランスが絶妙です。
糖度が高く、口の中でとろけるような食感を楽しめます。
金煌芒果(金煌マンゴー)
金煌芒果(金煌マンゴー)は、黄色くて大きな果実が特徴のマンゴーの品種です。
果肉は非常に柔らかく、糖度が高くてジューシーです。
玉文芒果(玉文マンゴー)
玉文芒果(玉文マンゴー)は、1966年に高雄市六龜区の果物農家である黄金煌氏にが愛文マンゴーと金煌マンゴーを掛け合わせたつくった品種です。
甘さが強く、愛文マンゴーの香りにも似た独特の芳香が特徴です。
台湾マンゴーの旬の時期
台湾マンゴーの旬は、主に「5月から9月」です。
この期間中に収穫されるマンゴーは、糖度が高く、果汁がたっぷりと詰まった最高の状態で楽しむことができます。
特に「6月から8月」にかけては、さまざまな品種のマンゴーが市場に並び、マンゴー好きにとってはまさに天国のような状況です。
台南の玉井地区に位置する玉井芒果批発市場は、旬の時期に訪れると所狭しとカゴ入りのマンゴーが並んでおり、カゴ入りだとマンゴー1個あたり100円弱。バラ売りでもマンゴー1個当たり200円弱と、驚くべき値段で購入することができます。
玉井芒果批発市場 マンゴー大集結!玉井のマンゴー市場(台南)
日本には持ち込めません
それだけ安い単価で台湾マンゴーを買えるなら、台南のマンゴー市場でたくさん買って日本に持って帰りたい…と思うところですが、そうは問屋が卸しません。
日本への果物の持ち込みは、植物検疫に関する法律により厳しく制限されています。
台湾からのマンゴーの持ち込みは禁止されており、日本に持ち込むことはできません。
空港の植物検疫所で果物を申告し、検疫が通らない場合は、その場で廃棄処分されることになります。
台湾のマンゴーを楽しみたい場合は、現地のお店で食べるか、仮に市場でたっぷり購入したとしても、ホテルやホステルなどで全部食べきってしまう必要があります。
持ち帰るならマンゴーの加工品
生の果実としてのマンゴーは日本へ持ち込むことはできませんが、マンゴー加工品はお土産に買って帰ることができます。
上の写真は、台南で購入した愛文ドライマンゴーです。
台南の玉井の土産物店でももちろん販売していますし、中心部の林百貨店でも購入できます。