台南の風情ある茶屋、十八卯茶屋(シーバーマオチャウー、Daybreak 18 Tea House)を訪れました。
メニューや店内、庭園の様子など詳しくご紹介します。
十八卯茶屋 Daybreak 18 Tea House
台南の観光スポット、呉園(ウーユィエン)の敷地内にある十八卯茶屋(シーバーマオチャウー、Daybreak 18 Tea House)を訪問。日本建築の木造建物を改装した茶藝館です。
歴史
前身は日本統治時代の1934年(昭和9年)に建てられた料亭「柳屋」。同敷地内にある台南公会堂に付随する食堂として愛されていたそうです。
現オーナーがお店を引き継ぐ際「柳」という文字を分解して「十八卯」と命名。台湾茶の有名店、奉茶が経営しています。
店内の様子
木造建物の趣を感じる店内。
タイムスリップしたような、どこか懐かしさを覚えます。
店内は広々としており席もゆったり。
窓の外には大きな柳の木も。
その先に視線を伸ばすと、呉園の庭園も見ることができます。内と外の風景もよく調和して、とても趣ある空間となっています。
棚には奉茶の台湾茶葉がずらり。台湾茶の茶藝(工夫茶・台湾茶を頂く作法)を楽しむ場合は茶葉を購入します。
いかにも高級そうな茶葉も。
メニュー
今回は夏の暑さに負けて冷茶を注文。もちろんお茶菓子もいただきます。メニューは英語表記もあるので比較的分かりやすいです。指差し注文でOK。
台湾茶(冷茶)
泡があることでビールにも見えなくないですが、きちんとした台湾茶です。
右側は台南老紅茶80NT$(約290円)。シュガー入りでした。
こちらは木燙青茶90NT$(約330円)。緑茶のようなまろやかでスッキリした味わい。
小さなモチは日式小麻糬60NT$(約215円)。中身は小豆で周りはココナッツ。素朴でほっこりな美味しさです。
暑さもすっかり涼みリフレッシュできました。
お茶を飲みながら店内をゆっくり眺めるのも楽しいですね。
可愛いパッケージの台湾茶は、林百貨や奉茶本店でも購入可能です。
10時の開店時にはお客さんが殺到し、写真だけ撮って帰られる方もチラホラ。お店自体が観光スポットにもなっているようです。
お店を出てふと見上げるとたくさんの龍眼が!龍眼はライチに似ているフルーツです。
大きな龍眼の木でこの夏の時期に大量に実をつけるそう。かなり高い位置に実っているので誰か収穫するのか気になります。
呉園
台湾茶を楽しんだ後は呉園をゆっくり散策するのもオススメです。
旧公会堂の中には呉園の歴史が日本語でも掲示されているので立ち寄ってみましょう。
こちらが展示スペース。
「柳屋」の記述もありました。
そもそも呉園(ウーユィエン)は台南の大商人、呉尚新が1829年に建設した紫春園とも呼ばれる庭園で、台湾四大名園の一つでした。
公会堂はその後の日本統治時代、1911年(明治44年)に建築された建物です。
裏には、ビルに囲まれ規模は縮小していますが、庭園が残っています。
こちらは鯉が泳ぐ池と亭台。
ごつごつした岩は、飛来峰を模した築山の造形。
洋風な姿の井戸も。
呉園はのんびりした雰囲気で、地元も方も気軽を訪れる都会のオアシスになっているようです。
感想・まとめ
呉園の中に佇む茶屋、十八卯茶屋(シーバーマオチャウー、Daybreak 18 Tea House)で台南のひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。
美味しい台湾茶と素敵な空間で、気分もリフレッシュすること間違いなしです。
アクセスは台南駅から徒歩約12分程。バス便は、台南駅前バス乗り場から14番、99番バス乗車「呉園」停留所下車すぐです。
十八卯茶屋の行き方・アクセス方法
台鐵台南駅前の台南火車站より14番、99番バス乗車4分「呉園」停留所下車すぐ
十八卯茶屋の営業時間
電話番号:+886 6 221 1218
営業時間:10時00分~18時00分
定休日:月曜日