台南の高級レストラン、阿霞飯店(アーシィアレストラン、A Xia Restaurant)。蟹おこわが有名な予約必須の人気レストランです。
当日の昼に直接お店で予約を入れ、夜に再訪しました。
阿霞飯店 A Xia Restaurant
カニおこわが人気の高級レストラン、阿霞飯店(アーシィアレストラン、A Xia Restaurant)。前回の台南滞在時に立ち寄った際は行列で諦めましたが、今回は予約をして臨みます。
当日のお昼過ぎにお店を訪問し、夜の予約が取れるかお願いしてみました。17時なら空いているとのことで、少し早い時間ですが了承し予約完了。お店の方は英語OKです。
店内の様子
店内には写真が飾られ、著名人や有名人もたくさん訪れているようです。
開店時間の17時に入店。高級感もありながら親しみやすい雰囲気の店内です。流石に空いていましたが、すでに2組先客が。18時過ぎともなると続々と人が増え、あっという間に1階は満席になりました。2階席もあるようです。
お目当ては蟹おこわ。単品で頼んでしまうと量が多く色々なメニューを楽しめないと思い「2人前のコース」をお願いしました。日本語メニューがあるので簡単。
2人で1,500NT$(約5,520円)。プラスして10%のサービス料がかかります。
クレジットカードは利用不可。現金のみなので注意です。
コース料理(1,500NT$)
ビールで乾杯!台湾ビールは90NT$。
前菜2皿(シーフード・台湾料理盛り合わせ)、スープ、蟹おこわ、フルーツ、デザートと続きます。
まずは前菜。炙りカラスミ、茹でイカ、塩ゆでエビの海鮮盛り合わせ。
お皿は台湾の形をしています。かわいい。
カラスミは軽く炙ってあるので香ばしくてビールに合いますね。ちびちびかじって楽しみます。
イカはとても柔らかく、エビもプリプリでした。
お次に台湾料理の盛り合わせ。ソーセージやカニの蒸し卵、海老の揚げボールにピクルス。ソーセージは八角系のやや独特な味と食感。
モツ煮込みと書かれていたお肉は全くモツっぽくなく、薄くスライスされてクセもなく美味しかったです。
揚げ物は左の甘めのたれ、海鮮系と蟹おこわも右の生姜入り醤油ダレを使います。
お次は蟹のスープ。サンラータンにやや似ていますが、そこまで酸味も強くなくまろやかで美味しいです。
一口サイズの蟹の身が多めに入っています。台湾でカニ料理を食べると、大概この大きさのカニが出てくる印象。小さめのカニが主流なのかもしれません。
具材のお肉は普通の豚肉だと思っていましたが、ガツという豚の胃袋なのだそう。全く臭みもなく普通の豚肉のようでした。
ついにメインのかにおこわ登場!紅蟳というワタリガニです。子持ちカニなので黄色い卵がたっぷり。蟹みそもちょっと付いています。
店員さんが素早く蟹の身を取るピックを持ってきてくれました。店内にはかなりの人数の店員さんがおり、常にお客さんの動きを見ている様子でした。
椎茸などの出汁が染みたおこわと蟹の身を一緒に頂きます。味付けgood。蟹はそこまで大きくなく小ぶりな印象。もうちょっと蟹の身が食べたいかな。
かにみそ部分は美味しいですが黄色の卵自体はそこまで味はせず、モソモソ食感です。
日本で食べるタラバガニやズワイガニの味と比較すると、身が少なく風味も控えめかなという印象。蟹おこわ全体としては十分美味しかったです。
最後はデザート。フルーツの盛り合わせはメロン、グァバ、蓮霧。蓮霧はまたの名をワックスアップルと呼び、これがまたちゃんと甘みがあり美味しくてびっくりしました。今まで自分が食べたことのある蓮霧は何だったんだろう…。
こちらはあんみつ風デザート。赤い白玉はおめでたい席などで食べられる縁起の良い食べ物だそう。
メニューには杏仁豆腐と書かれていましたが、見た目も食感も完全にモチ!杏仁味のやわやわモチで非常に美味しかったです。
感想・まとめ
アラカルトで注文した方が良いのか迷いましたが色々なメニューを食べることができ、コースメニューにして良かったです。量も多すぎず少なすぎず適量でした。
お会計の総額は2人で1,738NT$(約6,330円)。コースメニューだった為か割とそこまで高くない印象。1人前で800NT$(約2,900円)というコースメニューもありました。
台南の相場からすると高級ですが、台南旅行最終日の夜を飾るディナー等にはピッタリのお店だと思います。予約はHPからは対応していないので、滞在先のホテルにお願いして予約してもらうのが一般的なようです。
原鴬料理(関連施設)
帰り際、お店の方に案内された「原鴬料理」という場所。日本統治時代に日本の政府官僚と台南の為政者も会合等で使っていた由緒ある日本料亭だそうで、現在は建物を改修して資料館になっています。2018年からは阿霞飯店が所有しており見学は無料。
お店から徒歩1分ほどの距離にあり、夜はライトアップもしていました。綺麗に整備されており食後に立ち寄るのもオススメです。

阿霞飯店の行き方・アクセス方法
「林百貨」から徒歩約5分。
「台南」駅からは台南火車站バス乗り場からBlue Main Lineバス乗車約7分「林百貨(忠義路)/Hayashi Department Store (Jhongyi Rd.)」停留所下車徒歩約5分。
阿霞飯店の営業時間
電話番号:+886 6 222 4420
営業時間:11時00分~14時00分 17時00分~20時00分
定休日:月曜日
