台南駅の東側にある国立成功大学(チェンゴンダーシュエ、National Cheng Kung University)のキャンパス内を散策しました。
広大なキャンパスに残る台南の史跡や、日本と関わりの深いガジュマルの木など、見どころをご紹介します。
国立成功大学 National Cheng Kung University
台南の国立成功大学(チェンゴンダーシュエ、National Cheng Kung University)は、日本統治時代1931年に創設された台南高等工業学校が前身。
広大なキャンパスは一般にも開放され、市民の憩いの場になっています。
大学名は、台湾の英雄「鄭成功」に由来。
台湾の大学の中でもトップ3に入る名門大学です。
敷地図 マップ
キャンパス内には、学部ごとにたくさんの校舎が並んでいます。
広くて徒歩移動は大変なため、自転車移動の学生も多い印象。
西側エリアの光復校舎は、かつて旧日本軍の基地だった建物群。
キャンパス内の府城史跡
キャンパス内にある台南の史跡、臺灣府城 小東門段城桓殘蹟(小西門)。
三級古跡に指定されています。
かつて清朝時代の台南は「府城」という名の街で、城壁や城門に囲まれていました。
門に「小西門」と書かれているのは、小東門があった場所に小西門を移設したからという訳です。
門の前にある砲台は、レプリカではなく本物。
城壁はガジュマルに侵食され、崩れかかっている箇所も。
こちらは成功大学と台南公園の間にある、台灣府城大北門跡。
成功大学に来る前に立ち寄りました。
実際に城門はすでに無く、石碑のみ。
歴史文物館
歴史文学館は、残念ながら訪問時閉鎖中でした。
榕園 ガジュマルの木
キャンパス内の北西側にある公園、榕園(Banyan Garden)。
こちらには1923年、昭和天皇が皇太子時代に御植樹されたガジュマルの木があります。
存在感のある大きなガジュマルの木。
周辺にはピクニックするファミリーや、散歩している方も。
非常にのんびりとした時間が流れていました。
ちなみに木の周りは蚊も多いので、見学時には虫除け対策を忘れずに。
日本統治時代の建物 大成館
日本統治時代の建築群の一つ、光復校舎の大成館(礼賢楼)。
軍の基地だった建物は、大学の校舎として使用されています。
まとめ
緑も多く開放的で広々。学生時代に戻ったような新鮮な感覚で散策を楽しめました。
台南駅からは徒歩で約8分。
スケジュールに余裕があれば、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
国立成功大学 歴史文物館の行き方・アクセス方法
「台南駅」より大学南側正門まで徒歩約8分。
国立成功大学 歴史文物館の営業時間
電話番号:+886 6 275 7575
営業時間:9時00分~12時00分 13時00分~18時00分
定休日:月曜日