日本統治時代の建築物「旧台南警察署」をリニューアルオープンした、台南市美術館一館(原台南警察署)を訪れました。
館内と見どころをご紹介します。
台南市美術館一館 Tainan Art Museum(旧台南市警察局)
臺南市立美術館一館(臺南州警察署)は、日本統治時代 1931年完成の旧台南警察署で、当時の台南州技師者 梅澤捨次郎によって設計された折衷主義アール・デコ様式建築物です。
1998年に台南市定古跡に指定され、2011年には台南市が美術館としての利用を発表。
2019年に台南美術館1館として再オープンしました。
新旧が融合した空間には、台南出身アーティストの作品やその他地域の有名アーティストの作品が展示され、美的教育の発展を目標に、さまざまな芸術教育活動が行われています。
案内図(フロアマップ)
旧台南警察署の建物は2階建。
入口からシンメトリーな扇型の構造になっています。
敷地中央の中庭。オープンテラスのカフェスペースとなっており、大きなガジュマルの木が目を引きます。
館内には展示室の他、ワークショップ、中庭につながるカフェテリアスペースなどもあります。
館内
重厚感のある中央階段。写真スポットとしても人気です。
老房子ガラス。
建物奥の吹き抜け空間。
タイルを使ったアート作品が鮮やかです。
見どころ
見どころは、旧台南警察署の建築物。
重厚な外観やアーチ窓、装飾の他、2階展示室では当時の扉や切妻屋根、建材など改修工事の様子も詳しく展示されています。
展示室は撮影禁止ですが、「臺南市美術館HP 空間介紹」にて各展示室の展示概要を見ることが可能です。
建築パーツは記念スタンプにもなっていました。
実際どこにあるか探してみるのも興味深いですね。
入場料
入場料は1階のみ無料。
2階は「台南市美術館2館」との共通チケットあり。
- 大人 150TWD
- グループ 120TWD(10人以上)
- 学生 80TWD(学生証要)
- 未就学児 無料(7歳未満)
(※上記入場料は、2019年12月31日迄の優待価格。最新情報は「臺南市美術館HP」にてご確認ください。)
毎週月曜日は閉館日です。
台南市美術館二館 Tainan Art Museum Building 2
台南市美術館二館(Tainan Art Museum Building 2)は、2019年1月27日完成の新しい美術館。
かつて日本統治時代には、台南神社があった場所です。
設計は日本人の建築家、坂茂氏。
台南のゆかりのあるアーティストを中心に、台湾の現代アートを多く展示。
建物は斬新なデザインで、新たな台南のランドマークとして話題のスポットです。
台南市美術館1館から2館へのアクセスは徒歩約5分。
共通チケットを利用し、合わせて見学するのもオススメです。
» 台南市美術館二館 2019年1月オープン 台南に新たなランドマーク誕生!
台南市美術館一館(原台南警察署)の行き方・アクセス方法
「台鉄台南駅」より徒歩約15分。
バス便:台南駅前北站より2、88番バス乗車6分「孔廟(台灣文學館)」停留所下車すぐ。
台南市美術館一館(原台南警察署)の営業時間
電話番号:+886 6 221 8881
営業時間:9時00分~17時00分 (土曜のみ 9時00分~21時00分)
定休日:月曜日、大晦日、1/1、1/2