台中にあるカラフルなアートスポット 彩虹眷村 レインボービレッジ(ツァイホンジュエンツゥン、Rainbow Village)を訪れました。
おじいさんが一人で描いたカラフルで可愛らしい絵が評判を呼び、一躍大人気スポットへ。
現地の様子、歴史、お土産ショップ、アクセス方法など詳しくご紹介します。
彩虹眷村 Rainbow Village
台中にある 彩虹眷村 レインボービレッジ(ツァイホンジュエンツゥン、Rainbow Village)を訪問。フォトジェニックなアートスポットとして、若者を中心に人気を集めています。
壁も道路も一面カラフルな絵に埋め尽くされ圧巻の光景。おじいさんがたった一人で描いたというから驚きです。
ストーリー
日本語読みは彩虹眷村(さいこうけんそん)。眷村とは軍人村のこと。蒋介石率いる国民党が国共内戦に破れ台湾に逃れる際、一緒に渡って来た国軍とその家族の為に用意した居住地を指します。
眷村は年月が経つにつれて人も減り、建物の老朽化が進んで取り壊される予定でしたが、おじいさんの絵が評判を呼び保存を求める声が起こります。
2010年には台中市長が現地を訪問。再開発地区の指定も解かれ、文化公園としての保存が決まりました。現在ではアートスポットとして多くの観光客が訪れ、海外から取材が来るほど一躍有名に。
虹のお爺さん
虹のおじいさんはこの方、黄永阜さん。
黄おじいさんは1924年生まれの96歳。香港の出身で国民党の志願兵として台湾に渡って来ました。
黄おじいさんが絵を描き始めたのは、当時80歳を過ぎていた2008年。退屈だったから、という理由で突然描き始めたというのも驚き。それまで絵を習ったことは一度もなかったそうです。
今なおこの地に住み、絵を描き続けていらっしゃいます。
現地案内図(マップ)
園内は黄おじいさんの家の他、お土産ショップやドリンクなどの軽食店、児童遊具も整備された文化公園となっています。
虹のおじいさん、黄さんについては故事館にて日本語でも詳しく展示がされています。
フォトギャラリー
動物や子供等をモチーフにしたカラフルで独創的なアートは、どこを切り取っても絵になる可愛さ。おめでたい意味の言葉や風刺も心を和ませてくれます。
この絵を描くのに一体どれほどの作業量なのか…どこを見てもびっしりとペイント。
黄おじいさんのバイタリティー恐るべし。
見て周っていると、どこかで見たことのあるキャラも多数。
これは…。
お土産ショップ
こちらはお土産ショップ。黄おじいさんが描いた絵を元にグッズが販売されています。
バッグやタオル、シールなどなど。
動物モチーフが多くて可愛いです。
お店の外にもマグネットやクリアファイル、マスキングテープなどの雑貨類も販売しています。
猫モチーフの商品をお買い上げ。店員のお姉さんは日本語OKでした。
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グッズに描かれたキャラクターが実際どこに描かれているか探すのも楽しいです。居た!発見!
なんとなく猫モチーフが多い気も。同じポーズで記念撮影。
軽食(売店)
売店ではドリンクや茶葉たまご、レインボーアイスを販売。中に休憩所もあります。
売店の中には取材に来たTVの方々の写真も飾ってありました。
レインボーマン?
この日はパフォーマーならぬレインボーマンの姿も。
ナチュラルに絵に溶け込んでいますね。
観光客と一緒になかなか盛り上がっていました。
見学所用時間
今回訪れたのは平日の午前中。すでにかなりの人で賑わっており、なんとか人が途切れる瞬間を狙っての撮影でした。
見学は1時間あれば十分見て周れると思いますが、混雑する中でじっくり写真を撮る場合はもう少し時間がかかるかもしれません。
うさぎさんが描かれたバス停の前で撮影するが人気のようです。
感想・まとめ
可愛くて優しいモチーフの黄おじいさんの絵。見ていて元気を貰えました。
これだけ騒がしい中で生活するのは大変そうですが、大好きなアートに囲まれてお元気に過ごしていただきたいものです。
実際に人が住まわれている住宅なので、早朝や夜遅くは控えるなど見学には配慮したいですね。
台中の市街地からはやや遠いですが、バスでもアクセス可能。
ぜひ旅行の予定に組み込んで訪れてみてください。
彩虹眷村の行き方・アクセス方法
レインボービレッジ(彩虹眷村)は「台鉄台中」駅から西に約10km程離れた場所に位置しています。新幹線の「高鉄台中」駅からは約3km程。
台鉄台中駅からバス便利用の場合
「第一廣場」停留所より40番バス乗車約50分「嶺東科技大学(嶺東路)」停留所下車徒歩約5分(40分間隔で運行)。
宮原眼科からバスで向かう場合は、こちらの停留所が最寄りです。
もしくは「台中干城站」停留所より56番バス乗車約1時間「彩虹眷村」停留所下車すぐ(30分間隔で運行)。
台鉄台中駅から電車とバス便利用の場合
「台鉄台中駅」から「新烏日駅」まで電車で約12分(15分間隔で運行)。
新烏日駅南口バス乗り場から56、74番バス乗車約20分「彩虹眷村」停留所下車すぐ(20分〜30分間隔で運行)。
高鐵台中駅からバス便利用の場合
617番バス乗車約20分「彩虹眷村」停留所下車すぐ(30分〜1時間間隔で運行)。
タクシー利用(約100NT$〜)。
※台中市内では悠遊卡(ヨウヨウカード)を持っていると、1日あたり10km圏内までの公共バス乗車賃が無料になります。
乗り降りの際にピッとカードをかざしましょう。
タクシーはレインボービレッジ入口周辺にも常に数台スタンバイしていました。
ツアーを利用
KKdayにて彩虹村と高美湿地をあわせて周遊する日本語ガイドツアーの販売があります。
彩虹眷村と高美湿地は自力で行くのが大変なので、ツアーを利用するのも選択肢のひとつです。
台中 彩虹眷村と高美湿地を周る格安半日ツアー(日本語ガイド)
彩虹眷村の営業時間
電話番号:+886 4 2380 2351
営業時間:8時00分~18時00分(売店)
定休日:不定休(売店)
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宮原眼科レストラン 酔月楼 Moon Pavilion(台中)