ゴールドラッシュに沸いた九份の街の旧劇場、昇平戯院(ションピン、Sheng Ping Theater)に立ち寄りました。
館内の様子や見どころなど、詳しくご紹介します。
昇平戯院 Sheng Ping Theater
昇平戯院(ションピンシアター、Sheng Ping Theater)は1934年、金鉱で栄えた九份の街にオープンした旧映画館。
現在は建物がリニューアルされ、昇平新楽園として館内を無料公開しています。
昇平戯院の歴史概要:もと「昇平座」と呼ばれ、1934年(昭和9年)の建設。1962年に改築されています。
コンクリートブロックで壁を築き、屋根は高級木材の糸杉の板を打ち付けた後でアスファルトで葺いたもので、敷地面積200坪、当時の流行であるバロック建築様式です。
一階は折りたたみ式の長椅子を並べ、二階はU字型を呈しており、柱は六角形です。
映画上映、歌仔戯、新劇、布袋戯(人形劇)の上映に使われており、呉樹桑、高九登、賴枝木、周天生などによって経営されていました。
劇場前の広場は「戯台口」と呼ばれ、商店や食堂が立ち並び、随分と賑やかだったようです。
土日は非情城市などの映画を放映しているのだそう。
館内
館内はコンパクトながら、懐かしい雰囲気のシアターとなっていました。
壁に掲げられた映画ポスターや、当時を再現した展示コーナーが見どころです。
当時のチケットやフィルム
当時のチケットや、フィルムなど。
映画ポスター
壁に掲げられた映画ポスター。
日本人俳優のものもあります。
当時の映写機
オリジナルの映写機。
再現された売店
当時を再現した売店もあり、レトロ感満載でついつい見入ってしまいます。
ブルー模型
昇平戯院のオリジナル建築デザイン、ブループリント(藍圖)の展示。
まとめ
昇平戯院(昇平新樂園)は、往年のレトロ感満載。
ゴールドラッシュに沸いた九份の面影を感じることができます。
館内は無料公開されており、席にゆっくり座れる休憩スポットにもおすすめ。
綺麗なお手洗いも完備されている為、九份の街歩きでも重宝する場所と言えるでしょう。
場所は九份の有名撮影スポット、賢崎路沿い「阿妹茶楼」の階段を降りたすぐ横にあります。
昇平戯院(昇平新樂園)の行き方・アクセス方法
昇平戯院の営業時間
電話番号:+886 2 2496 9926
営業時間:月〜金 9時30分~17時00分 土日 9時30分~18時00分
定休日:毎月第一月曜日、旧正月、1/1