九份で最も有名なスポットでもある茶藝館、阿妹茶楼(あめおちゃ、アーメイチャーロウ、Amei Chajiuguan)。約8年ぶりに再訪しました。
阿妹茶楼 Amei Chajiuguan
九份の定番観光スポットでもある茶藝館、阿妹茶楼(あめおちゃ、アーメイチャーロウ、Amei Chajiuguan)。
赤提灯の幻想的な阿妹茶楼の写真を撮ろうと夕方の時間帯は大混雑。
今回は人混みを避けるため、日中に訪れました。
店内の様子
この日は天気が良く3階のテラス席へ。
基隆湾の景色を一望できます。
2階と3階の屋内にも席があります。
こちらは食事メインのテーブル席のようです。
8年前に訪れた際はテラスの奥半分は展望スペースでしたが、現在は喫煙席になっていました。
そしてなにやら薬品の香りが…。ヤカンを保温するためにアルコールランプを使用してる模様。
この保温方法は特段珍しいことではないそうですが、個人的に匂いがやや気になりました。
台湾茶と茶菓子セット
「お茶とお菓子のセット(300NT$)で良いですか?」と店員さんに聞かれ、そちらをお願いしました。
ほとんどの方がこのメニューを注文するのでしょう。
300NT$は日本円で「約1,085円」。
余った茶葉は持ち帰れる点と観光地価格という点で、妥当な金額かなと思います。
お茶は台湾茶を代表する高山茶。
香りが良くまろやかな飲み心地が特徴です。
お茶菓子は黒糖のお餅、甘い梅干し、胡麻せんべい、抹茶の月餅。いずれも素朴な味わい。
台湾茶の淹れ方
台湾茶の淹れ方は店員さんがレクチャーしてくれるので、よく見ておきましょう。
日本人観光客が多いだけあり、ほとんどの店員さんが日本語OK。
まずはお湯で茶器を温めます。
急須へお湯を注ぎ、1煎目のお茶の蒸らし時間は「約20秒」。
以後10秒ずつ長くします。
急須から一気に茶海へお茶を注ぎます。
絶妙なバランス。
これを自分でやろうとしたところ、失敗しそうになり危険でした。
無理にこの淹れ方をしなくても大丈夫です。
お茶は急須に入れた茶葉で「五煎」飲めるとのこと。
何度も飲めるので経済的ですね。
こちらの細長い茶器は、香りを楽しむ聞香杯(もんこうはい)。
1煎目に使用します。
感想・まとめ
台湾茶のランクはピンキリですが、阿妹茶楼で提供する茶葉は比較的オーソドックスな印象。
もちろん美味しくいただけますが台湾茶に詳しい方や、お茶の質を重視したい方であれば「九份茶坊」か同系列の「水心月茶坊」の方が満足できるでしょう。
ただし値段はやや高級です。
阿妹茶楼は「茶藝館で眺望と台湾茶を楽しみたい!」という「体験」ができる点ではぴったりのお店。
店内の雰囲気や建物の佇まいは、映画の力がなくても十分に素敵です。
空いている午前中を訪れたこともあり、昔のノンビリした九份を懐かしく感じる再訪となりました。
阿妹茶楼の行き方・アクセス方法
九份老街入口から徒歩約8分
阿妹茶楼の営業時間
住所:224 台湾 New Taipei City, Ruifang District, 市下巷20號
電話番号:+886 2 2496 0833
営業時間:日〜木 8時30分~23時00分 金土 8時30分~深夜1時00分
定休日:なし