国立台湾文学館(National Museum of Taiwan Literature)は、日本統治時代の1916年に建てられた台南州庁舎の一部を利用した文学館。
館内の見所をご紹介します。
国立台湾文学館 National Museum of Taiwan Literature
台南にある日本統治時代の歴史的建築物、國立臺灣文學館 (原臺南州廳、National Museum of Taiwan Literature)。
国定古蹟に指定されています。
建物の設計は日本人建築家、森山松之助氏。
レンガとコンクリートを使った重厚感ある洋風建築が特徴です。
戦後は長らく台南市政府庁舎として利用されていましたが、1997年に安平区への新庁舎移転が決定。
その後、文学館としての修復と計画が進められ、2003年にリニューアルオープン。
2007年に現在の「国立台湾文学館」へと正式に改称されました。
文字を持たない原住民の口承文学や、植民地の歴史がある台湾のそれぞれの時代、土地で生まれた文学について学ぶことができます。
展示物の一部は日本語解説あり。入場料は無料です。
館内にはカフェとお土産ショップも併設しています。
台湾文学の展示
台湾文学作品の展示の中には、日本統治時代の日本の文学作品の姿も。
台湾原住民に関する展示
原住民に関する展示では、口承文学をオーディオガイドで聴くことができました。
当時の外壁、構造物の展示
館内では、当時の外壁や構造物の展示もあり、それぞれ間近で見学することが可能。
赤レンガ外壁・アーチ
重厚感のあるレンガとアーチの洋風建築は、綺麗にリノベーションされ今なお健在。
階段・廊下
大階段は優美な雰囲気で、写真スポットにもなっています。
図書スペース
地下は図書スペース。
外観
台南の街中でも、非常に存在感のある国立台湾文学館。
建物の周囲はヤシの木や鳳凰木が立ち並び、南国と日本統治時代の建築物が融合しています。
近くには台南市美術館、孔子廟、林百貨など、台南の主要観光スポットが集結。
アクセスしやすい場所のため、散策コースとしてもおすすめです。
国立台湾文学館(旧台南州庁)の行き方・アクセス方法
台鉄「台南」駅より2番、88番バス乗車6分「孔廟(台灣文學館)」下車すぐ。
国立台湾文学館(旧台南州庁)の営業時間
電話番号:+886 6 221 7201
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:月曜日