古い町並みが残る台南の神農街(シェンノンジェ、Shennong Street)を街歩き。
雑貨店、カフェ、お参りスポットなどの見どころや、現地のアクセス方法など詳しくご紹介します。
神農街 Shennong Street
台南の神農街(シェンノンジェ、Shennong Jie)は、清代の趣きとノスタルジックな雰囲気が漂う魅力的なストリートです。
神農街は、古民家が立ち並ぶ美しい通りで、それらはクリエイティブな雑貨店やカフェに生まれ変わっています。
手作りの工芸品、台湾の伝統的なお菓子や茶葉など、台南の文化と伝統が息づくアイテムが並んでいます。
規模としては、東西に300m程で比較的コンパクト。
石畳と提灯が照らされる夜のライトアップは更に風情があり、のんびりそぞろ歩きが楽しめます。
神農街の歴史
神農街は、清代において五條港と呼ばれる5本の主要運河が流れる貿易で栄えた商業エリアでした。
一時は廃れていたものの、近年古民家をリノベーションしたオシャレスポットとして人気に。
築100年を超える町家造りの古い建物が並び、まさに台南らしいレトロでどこか懐かしい雰囲気を味わうことができます。
三協境全台開基薬王廟(お参りスポット)
神農街の一番奥に鎮座する道教寺院、三協境全台開基薬王廟。
神農街の由来にもなっている神農を主祭神に祀る薬王廟です。
高くそびえる廟からまっすぐ神農街が延びており、階上から通りを眺めることができます。
金華府(お参りスポット)
神農街の中程にある小さな廟、金華府(ジンファフー、Jinhua Temple)。
五條港の五代氏族だった許一族により建てられたと言われており、主祭神は関聖帝君(関羽)、道教の厄除け神である王爺も祀られています。
鉄窓花(レトロな鉄格子の窓)
老房子(古民家)の特徴でもあるレトロな格子窓、鉄窓花(ティエチゥアンフゥア、鐡窗花)。
神農街を歩いていると、花柄や富士山など、様々なアイアンアートを見かけます。
太古101咖啡(カフェ)
神農街のレトロなオシャレカフェ、太古101咖啡(カフェ)。
店内は雰囲気が良く、町歩きの休憩スポットとしてぴったりです。
神農文創市集(雑貨店)
クリエイティブで個性的な雑貨店、神農文創市集。
店内は奥に長い町家の造りを残しており、メイドイン台湾の商品が並びます。
五条港行号(雑貨店)
鮮やかな提灯で飾られた外観が目を引くオシャレな雑貨店、五条港行号。
レトロで可愛い台湾雑貨が充実していました。
小日子商号(雑貨店)
台北にも店舗があるメイドイン台湾の雑貨店、小日子商号。
店内ではドリンクも販売しており、ショッピングがてら休憩するのにも便利です。
神榕一四七(古民家ホステル)
三協境全台開基薬王廟のすぐ目の前にある、古民家をリノベーションしたホステル 神榕一四七。
丸い形の鉄窓花と、建物横の大きなガジュマルの木が目印。
樹齢300年以上のガジュマルの木は、榕松公として大切に祠に祀られています。
神農街ギャラリー
昼と夜で別の表情を併せ持つ神農街。
穏やかで、懐かしい風景が流れます。
感想・まとめ
ノスタルジックで古い町並みが魅力の神農街。
提灯のライトアップが美しく、夜を訪れる方がより一層楽しめるのではないでしょうか。
雑貨店やカフェなどショップの開店時間も午後から。
夕涼みに夕方からそぞろ歩くのがおすすめです。
神農街の行き方・アクセス方法
神農街の営業時間
住所:Shennong Street, West Central District, Tainan City, 台湾 700
営業時間:24時間(ショップは午後から営業)