台湾の北東部にあるローカル路線「平渓線」の沿線には、観光の見どころが豊富です。
その一方で、平渓線の電車の運行間隔は「1時間に1本程度」と少なく、どのように「スケジュールで旅行計画を作るか」迷うことでしょう。
このきじでは、これから台湾の平渓線沿線を観光する方に向けて、実際に体験した「平渓線のモデルコース」について解説します。
旅行プランのひとつの例として、参考にしていただければ嬉しいです。
平渓線の時刻表は、本記事の体験時と現在とで変わっている可能性があります。
台湾鉄道の公式サイトなどで最新の時刻表をご確認ください。
平渓線の観光モデルコース Recommended route
実際に体験した平渓線モデルコースA
十分瀑布、觀瀑吊橋、平渓老街、菁桐老街、夜に十分ランタン上げ、瑞芳美食街で夕食
写真撮影も楽しみつつ、時間に追われることなく、ゆっくり観光するプランです。
9時58分に瑞芳駅を出発する「菁桐行き」の電車に乗り、出発。
電車に揺られること約30分、十分駅に到着。
十分老街の線路から空に上っていくランタンを眺めつつ、歩いて十分瀑布を目指しました。
十分駅から写真を撮りながら歩いて1時間後、景勝地の十分瀑布に到着。
粒度の細かい水飛沫を感じつつ、マイナスイオンを浴びて気分をリフレッシュ。
渓流に架かる觀瀑吊橋から、通過する平渓線の写真を撮影。
十分駅まで歩いて戻り、13時36分に十分駅を出発する「菁桐行き」に乗り、平渓駅へ。
日本統治時代に設置された台湾最古の郵便ポストや、昭和橋、防空壕などの見どころを約1時間ぐらいかけて巡りました。
平渓老街から菁桐老街まで徒歩で向かいます。
徒歩約25分。
日本統治時代に建てられた木造瓦屋根の駅舎や、コンパクトな菁桐老街を約1時間かけて散策。
16時12分に菁桐駅を出発する電車に乗り、十分駅で下車。
平渓駅周辺をぷらぷら散策後、平渓線の線路でランタン上げ(天燈上げ)体験。
夕方から薄暗くなるまでの時間帯は「ランタンの炎が揺れる姿」がよく見えるので、とてもノスタルジックでした。
18時32分に平渓駅を出発する上り電車に乗り、19時9分に瑞芳駅に到着。
18時32分に平渓駅を出発する上り電車に乗り、19時9分に瑞芳駅に到着。
瑞芳駅近くにある瑞芳美食廣場でローカルグルメを堪能します。
» 瑞芳美食街(瑞芳美食廣場)は屋台グルメが集まるフードコート!
(上記スケジュールの場合、19:00閉店の瑞芳林記福州胡椒餅の営業時間内には間に合いませんのでご留意ください)
平渓線沿線 主要スポットの所要時間目安
平渓線沿線にある観光スポットの「ざっくりとした所要時間目安」です。
平渓線沿線の観光スポット | 所要時間目安 |
---|---|
猴硐猫村 | 約2〜3時間 |
十分ランタン上げ | 約1時間 |
十分ランタン上げ+十分瀑布 | 約2〜3時間 |
平渓老街 | 約1時間 |
菁桐老街 | 約1時間 |
先にご紹介した「平渓線モデルコースA」は、時間に追われることなく、のんびりと平渓線沿線を観光したプランです。
(駆け足にすれば、もう少し詰めこむこともできるぐらい余裕があるプラン)
平渓線の沿線には「猴硐猫村(ホウトン)」もありますし、十分でランタン上げをした後にタクシーで「夜の九份」に向かうプランも人気。
» 台湾の猫村・猴硐(ホウトン)猫に癒される人気観光スポット(平渓)
台湾の猫村・猴硐(ホウトン)猫に癒される人気観光スポット(平渓)
もしお時間が取れるのであれば、ぷちち台湾としておすすめしたいプランは「平渓線を観光する前日に九份に宿泊」。
ツアー客で溢れる時間帯は身動きが取れないほどに大混雑する九份も、19時30分あたりを過ぎると徐々に静かになります。
静かな夜の九份を堪能し、九份に宿泊。
翌朝に瑞芳駅まで路線バスで移動(約20分)。
手荷物を「瑞芳駅前の手荷物預かり所」で預けて、十分や平渓まで手ぶらでお出かけするプランがおすすめです。
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