台湾北部の港町、基隆(きーるん、ジーロン、Keelung)。台北からはバスで約40分の距離に位置しています。
観光客のみならず、台湾人にも大人気の有名夜市、基隆廟口夜市(ジーロンミャオコウイエシー、Keelung Miaokou Night Market)を訪れました。
美食と名高いB級グルメを食べ歩き!夜市の場所やマップ、オススメ屋台など詳しくご紹介します。
基隆廟口夜市 Keelung Miaokou Night Market
黄色い提灯が目を引く美食夜市、基隆廟口夜市(ジーロンミャオコウイエシー、Keelung Miaokou Night Market)。
訪れた日はあいにくの雨模様でしたが、それでもたくさんの人で賑わっていました。
夜市は「逆L字型」をしており、ざっくりエリア分けすると「西側(横)」はグルメエリア、「北側(縦)」は雑貨エリアです。
メイン通りのグルメ屋台では、店頭に日本語表記と店番も掲示してあり、分かりやすく整備されています。
それでは早速、美味しそうな人気グルメを食べ歩き開始!
世盛一口吃香腸 / ひとくちソーセージ
常に列ができていた、ひとくちソーセージの屋台。
世盛一口吃香腸 One-Bite Sausage(店番43-1)。
鉄板で香ばしく焼かれた台湾ソーセージ。
炭焼き加減も絶妙でいい香り!
お値段は1個7元。10個以上購入するとカップに入れてもらえます。
10個購入したので、70元(約252円)でした。
これ美味しい!甘めの味ですが、炭焼き加減が香ばしく、まさにビールが進む味です。
さらにニンニクもトッピングしてくれるので、合わせて食べてもGood!
ニンニク自体は結構辛く、もちろん臭うので食べ過ぎにはご注意を。
台湾ソーセージというと、八角の風味が強すぎたり脂身がキツかったり、正直苦手意識があったのですが、このソーセージは美味しかったです。
気に入って、連日通ってしまいました。
ひとくちサイズで食べ歩きにちょうど良く、好きな分だけ購入できる点もオススメです。
天盛舗営養三明治 / 揚げぱんサンドイッチ
こちらも常に行列だった、揚げぱんサンドイッチの人気屋台、天盛舗営養三明治 Nutritious Sandwich(店番58)。
店頭をのぞいて見ると、絶え間なくパンが揚げられていました。
謍養三明治 55元(約200円)。
コッペパンサイズの揚げぱんに、具材がゴロゴロ。
揚げたてサクサクで、パン自体もほんのり甘いです。
トマト、キュウリ、卵、ベーコンに甘めの台湾マヨネーズがたっぷり。
野菜のフレッシュさと、台湾マヨの優しい味が抜群に合います。
これは人気の訳も頷けますね。子供も好きな味で、おやつ感覚で食べられます。
今回は2人で1個シェアしたのですが、正直1人で独占したいぐらい美味しかったです。
個人的にパン好きということもありますが、次回は1人1個注文しようと思います。
圳記紅焼鰻 / 揚げうなぎスープ
こちらは揚げうなぎスープの屋台、圳記紅焼鰻。
西側エリアを抜けてやや北側に進んだ場所にあり、店番の表示はありませんでした。
揚げたうなぎを、とろみのあるスープで煮込んでいます。
鰻を揚げて煮るなんて斬新ですね。
紅焼鰻焿 75元(約270円)。
鰻はクセもなく、油もいい感じにスープに溶け出しています。
竜田揚げのようなサクフワな鰻の衣に、スープが染み込みジューシーな味わい。
ちなみに細長い骨が2、3本入っているのでご留意を。
スープはあっさり醤油ベース。ほんのりお酢のような酸味もあり、日本人にも合う味です。
一緒に注文した、魯肉飯 20元(約72円)。
甘めの味付けで八角なし。これまた安心の味です。
量も少なめなので、食べ歩きにぴったり。
揚げうなぎスープは骨がやや面倒だったものの、それを上回る美味しさで満足です。
パクチートッピングもパクチー好きには嬉しいポイント。
訪問日は肌寒かったこともあり、温かなスープが身に沁みました。
陳記泡泡氷 / 名物シャーベットアイス
基隆夜市の名物デザート、泡泡冰(パオパオピン)。
かき氷、シロップ、フルーツを混ぜ合わせて作る、ユニークなシャーベットです。
今回は、陳記泡泡冰 Pao – Pao Ice(店番41)に立ち寄りました。
見覚えのあるカップに入ったチープ感が可愛い。
しょっぱいグルメが続いた後だったので、さっぱり系の青マンゴーにしてみました。
氷の粒が非常に細かくて、ふわふわなシャーベット。
青マンゴーも爽やかな酸味で美味しい。食感もコリコリで面白いです。
見た目より量があるので、シェアがおすすめ。
こちらは別の屋台で見かけた、生の青マンゴー。
本当に青いです!
一番人気のピーナッツ味も食べましたが、ピーナッツ味は作り置き。
それ以外のフレーバーは、注文が入ってから混ぜている様子を見ることができますよ。
シャーベットなので、個人的にはパッションフルーツやパイナップルなどの、甘酸っぱいフルーツ系がおすすめです。
天一香肉羹順 / 肉つみれスープ
肉つみれスープが看板メニューのお店、天一香肉羹順 Pork Thick Soup King(店番31)。
店内奥に席があり、座って食べられます。
巨大なお鍋で煮込まれる、肉つみれスープ。
看板メニュー、肉焿 45元(約162円)。
とろみスープはあっさり醤油ベース。家庭的な味でホッとします。
肉つみれは歯ごたえが良く、ジュワッと旨味が滲み出します。
こちらは滷肉飯 20元(約72円)。いわゆる魯肉飯です。
甘めのタレで美味しい。形が無くなるまで煮込まれています。八角もなし。
量は多くないので、1人で滷肉飯を2つ食べている地元男性の姿も。
筍絲 15元(約54円)。たけのこは量多め。チリソースが結構辛かったです。
筍そのものというより、メンマっぽい風味がするので、メンマ好きには間違いない一品ですね。
その他に油揚げも人気のようで、頼んでいる方が多数。気になります。
花枝焿 大麺炒 / いかスープ・焼きそば
イカつみれスープとニンニク醤油焼きそばの屋台、花枝焿 大麵炒 Cyttlefish Thick Soup・Fried Thick Noodles(店番40)。
狭いながら席もあるので座って食べられます。
大きな鍋にこんもりな麺。延びまくっているのではないか心配でしたが意外にも大丈夫。
ソフト麺のような柔らかい中太麺です。
焼きそば 大麵炒 25元(約90円)。イカスープ 花枝焿 55元(約198円)。
見た目は地味ですが、味付けが抜群!
ニンニクが入った醤油タレなので、日本人が大好きな味です。
イカつみれスープもこれまた美味しい!
いかの食感も良く、魚介の旨味が滲み出た塩ベースのスープもいい感じです。
お店は屋台を囲むような小さなスペースですが、回転率が良いので割とすぐに座れました。
基隆廟口夜市 発祥の廟 奠濟宮開漳聖王
食べ歩きの合間に、少し寄り道。
こちらは基隆廟口夜市の中にある廟、奠濟宮開漳聖王(Dianji Temple)。
きらびやかな装飾に目を奪われます。
この廟が発祥となり、基隆廟口夜市が開けたのだそう。
夜市の一番賑わうエリアにあるので、ふらりと立ち寄れます。
廟の前のスペースには屋根がついているので、小雨の際の雨宿りにも重宝しました。
もちろん、食べながら廟の中に入るのはやめましょう。
基隆廟口夜市のトイレ マップ
夜市の入り口には、基隆廟口夜市周辺のトイレマップも掲示してありました。
西側グルメエリア周辺では「ファミリーマート」、「奠濟宮」、「マクドナルド」が近いです。
夜市ではトイレに限らず、ティッシュやウェットティッシュの用意があると安心ですね。
基隆廟口夜市の行き方・アクセス方法
基隆廟口夜市は台鐵「基隆駅」より徒歩約10分の場所にあります。
地図上で見ると、基隆夜市は「逆L字型」になっています。夜市の長さは、距離にして約300m程。
ざっくり分けると「西側(横)」はグルメエリア、「北側(縦)」は雑貨エリアです。
黄色い提灯があるグルメエリアだけ見るのであれば、比較的コンパクト。
混雑状況にもよりますが、割りかしすぐ見て回れます。
台北や桃園から基隆までの詳しい行き方は下記の記事をご覧ください。
基隆廟口夜市の営業時間
夜市として賑わい出すのは夕方の17時以降。
実は、基隆廟口夜市にあるお店は、ほとんどが日中も営業しています。
スケジュールの都合によっては、昼に夜市グルメを楽しむことも可能です。
営業時間:12時00分~0時00分(お店による)
定休日:なし
今回は、基隆廟口夜市から目の前のホテル「キービーホテル(KEEBE Hotel)」に宿泊しました。
館内は新しく綺麗で快適。食べ歩きをするには、これ以上ない立地抜群のホテルです。
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