日本統治時代の建築物、旧台中市役所(タイヂョンシーイースオ、Taichung Shiyakusho)に立ち寄りました。
設計は東京駅丸の内駅舎で知られる建築家 辰野金吾氏。
リノベーションされた館内の見どころを詳しくご紹介します。
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旧台中市役所
日本統治時代1911年(明治44年)に建築されたバロック様式建築物、旧台中市役所(タイヂョンシーイースオ、Taichung Shiyakusho)。
建築当時は台中庁公共埤圳聯合会事務所として使用、1920年より市役所として使用されることになります。
時代と共に役割を変えながら、2003年と2013年に建物の修復。
1階カフェを運営する古典玫瑰園(Rose House Group)と台中文化局との協力により、2016年に文化創造施設としてリニューアルオープンしました。
設計は、東京駅丸の内駅舎や日本銀行本店で知られる建築家 辰野金吾氏。
1階はカフェとお土産ショップ。
2階は展示スペース。3階のドーム内も見学できます。
1階 カフェ Cafe1911
1階のカフェ、Cafe1911。
天井も高く、趣ある空間となっています。
2階 展示フロア
2階の展示スペース。
当時の台中の写真の他、保存された壁や屋根の一部を公開しています。
外壁の赤レンガの一部。
屋根裏の梁。
古い木材を補強しているのが分かります。
日本統治時代の台中駅前通りの様子。
2階廊下。
窓から見える、台中州廳。
台中市役所の向かいにある 台中州廳(台中市政府)は、日本統治時代 1913年築(大正2年)のバロック建築式洋館。
設計は台湾総督府などで知られる建築家 森山松之助氏。
2020年以降、周辺一帯を含め 現代美術館に生まれ変わることが決定しています。
3階 ドーム内部
3階のドーム内部。
ドーム内の開口部からは、屋根裏の全体像を見ることができます。
レトロな階段
勾配がきつく、人数制限のある木造階段。
ギシギシと軋み、少々緊張感が走ります。
2階へ上がる際は、階段は6人まで。
見学は40人までの人数制限。
3階へ上がる際は、階段も見学も3人までの人数制限です。
倉庫の市徽
お隣の倉庫は、かつての公設質舖倉庫(公益性の高い質屋)。
現在は昭和沙龍(昭和サロン)という飲食店になっています。
外壁に掲げた当時の台中市章(市徽)は、館内にあるカフェのモチーフとしても使用されています。
外観
レンガと漆喰のコントラストが美しい外観。
木溝隔間牆。
まとめ
見学料金は無料。宮原眼科からは約8分のアクセスです。
カフェスペースも広く、街歩きの休憩スポットにもぴったり。
歴史的建築物に触れ、当時の台中の面影を感じ取ってみてはいかがでしょうか。
旧台中市役所の行き方・アクセス方法
旧台中市役所の営業時間
電話番号:+886 4 3507 9006
営業時間:月〜金曜 11時30分~20時30分 土日 11時00分~20時30分
定休日:なし