台湾鉄道の台中駅。
新駅が開業し、広大なスペースが整備された駅前には、日本統治時代に築かれた旧駅舎がひっそりと構えています。
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辰野式建築の旧台中駅舎
赤煉瓦に白い石のアクセント。
「辰野式建築」と呼ばれる建築デザインの旧台中駅舎(2代目、1917年完成)。
日本銀行本店や東京駅丸の内駅舎などの設計を手がけた建築家 辰野金吾によるデザインの流れを汲んでいます。
2018年9月に台中を訪れた際のようす。
台中新駅は開業したばかり。
この時は旧駅舎の中も自由に出入りができ、見学ができました。
旧駅舎のプラットフォーム。
淡いブルーがアクセントのギリシャ建築の柱が並ぶ。
プラットフォームの破風。
幾多の乗客を雨風から守る役割を果たしていた屋根の木材は乾燥し、朽ちています。
台中の新駅舎は高架駅。
現在のプラットフォームは3階にあります。
旧駅舎の線路があった位置から高架を見上げ、そして西に目を向けると、美しい夕焼けが見えました。