台南の観光スポットまとめ

艸祭(草祭二手書店)のバルコニーから見る台南の夕焼け

台南は台湾の小京都と呼ばれ、タイムスリップしたかのようなノスタルジーな雰囲気と、南国特有のノンビリした空気が流れる魅力的な街。

そんな台南の観光スポットを一挙にご紹介。各所の概要を写真を交えてご紹介します!

台南の定番観光スポット

赤嵌楼 Chihkan Tower

「赤崁楼/せきかんろう」(チーカンロウ、Chihkan Tower)は台南を代表する観光スポット。1983年には国の一級古跡にも指定された台南最古の歴史的建造物です。

時は遡り1653年、オランダ統治時代に建てられた要塞プロヴィンティア城(Provintia)は、明の鄭成功がオランダを駆逐し、名称を赤嵌楼と改められます。

その後、時代と共に移り変わる政権や天災による倒壊、改築を経て今の姿に至りますが、赤レンガでできた城壁基礎部分は遺跡として未だに残っています。
夜のライトアップも美しく、時々コンサートなどのイベントも開催されています。

林百貨 Hayashi Department Store

台南の林百貨店(Hayashi Department Store)

台南を訪れる誰もが足を運ぶ場所、林百貨(ハヤシデパート、Hayashi Department Store)

日本統治時代に山口県出身の実業家、林方一氏により創立された百貨店です。
近代化が進む1932年(昭和7年)に当時珍しかったエレベーター等最新の建築技術を集めて開業。

終戦後に廃業し、一時は国民党政府により工場等として利用されていた時期や、空きビルになっていた時期も。

時が流れ1998年、台南市の市定古跡指定を受けて大規模な改修工事を開始。
2014年6月に林百貨としてリニューアルオープンしました。

当時の面影が随所に残る歴史が詰まった建物と、台湾台南文化を発信するクリエイティブな商品が集まるユニークな林百貨は台南のランドマーク。
見学を含め、ショッピングに訪れる観光客でいつも賑わっています。

台南の林百貨店(Hayashi Department Store)台南林百貨店 歴史あるレトロな空間は台南土産の宝庫 Hayashi Department Store

孔子廟 Kong Zi Miao

「孔子廟/こうしびょう」(コォンズィミャオ、Kong Zi Miao)は、1665年に創建された台湾最古の孔子廟。国の第一級古跡に指定されています。台湾における儒学発祥の地で、当時は多くの知識人を輩出した学問所でもありました。東側入り口にある最高の学府を表す「全臺首學」の門も見所です。孔子を祀った廟は文廟(ぶんびょう)と呼ばれ、学問成就の願い札もたくさん掛けられています。緑が多い敷地内は台南らしいのんびりとした空気が流れ、木登りをしてるリスの姿も多く見られます。

安平古堡 Anping Fort

 

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🇹🇼台南の #安平 にある #安平古堡 (あんぴんこほう) 1624年に #オランダ が築いたゼーランディア城跡。当時の城はありませんが城壁は僅かながらに残っています。 – 敷地内には資料館があり、解説は(ほぼすべて)日本語と英語で併記されているので台南そして台湾の歴史を学べます。 – 台南・安平ともに台湾の歴史を学べるスポットが点在していて面白いです。 – #aoitrip✈︎tainan #aoitrip✈︎taiwan – #奧倫治城 #fortorange #オラニエ城 #熱蘭遮城 #fortzeelandia #ゼーランディア城 #台湾部

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「安平古堡/あんぴんこほう」(アンピングーバオ、Anping Fort)はオランダ統治時代の1624年に安平に築かれた要塞跡。当時の名はゼーランディア城(Fort Zeelandia)。建物は火災で廃墟となり日本統治時代に取り壊されましたが、現在のジャカルタから運んできたという赤レンガは外城南側部分に未も残っています。敷地内には博物館と記念館があり、歴史資料が展示されています。

お参りスポット

大天后宮 Da Tian Hou Gong

台南の大天后宮の外観

「台南大天后宮/だいてんごぐう」(ダァティエンホウゴン、Da Tian Hou Gong、Grand Mazu Temple)は、台湾最古の官設媽祖廟として国の一級古跡に指定されています。天后とは航海の安全を守る女神・媽祖のこと。願いを叶える力が強いことから今ではどんな願いも叶えてくれる神様として台湾全土で深く信仰されています。元々は1664年に建てられた明朝王族末裔の寧靖王朱術桂の屋敷でしたが、鄭氏台湾政権崩壊後、1684年に大天后宮に改築。その後1818年に火災で建物を焼失したものの1830年に再建し今に至ります。また廟の奥には縁結びの神様、月下老人(月老)も祀られており、良縁祈願の参拝者も多く訪れます。台南4大月老のうち、最も成就率が高いのだそう。

台南の大天后宮の外観 大天后宮 金色に輝く「媽祖」と縁結びの神様「月下老人」(台南)

祀典武廟 Ji Dian Wu Miao

台南の祀典武廟の外観

「祀典武廟/してんぶびょう」(スィディエンウーミャオ、Ji Dian Wu Miao)は商売の神様、関羽を祀った関帝廟(武廟)の台湾の総本山として17世紀半ばに創建したとされます。関羽(かんう)は三国志に登場する蜀の武将。

敷地は間口が狭く奥に長い造り。
台湾で最も保存状態が良い古廟とされ、国の一級古跡にも指定されています。

なお、隣の大天后宮と同様こちらにも縁結びの神様、月下老人(月老)が祀られており、その横には神様に手紙が出せるようにポストも置かれています。台南4大月老の1つ。

台南の祀典武廟の外観 祀典武廟 関羽を祀る関帝廟の台湾総本山(台南)

延平郡王祠 Yanpingjun Wangci

台南の延平郡王祠

「延平郡王祠/えんぺいぐんおうし」(イェンピンジュインワンツィー、Yanpingjun Wangci)は台湾を占領していたオランダ勢を駆逐した台南の英雄、鄭成功を祀った廟。
1662年に創建された当時は開山王廟と呼ばれ、その後1874年には清朝大臣の沈葆禎によって福州式建築の新しい祠が建てられました。

日本統治時代になると開山神社と改称されて日本式の拝殿も造られましたが、戦後に国民党政府が社殿を全て取り壊し改築、現在に至ります。
後殿には鄭成功一族も祀られており、日本人の母を持つ鄭成功は長崎の平戸で生まれ、7才まで日本で過ごしたと言われています。

台南の延平郡王祠の鳥居 延平郡王祠 / 鄭成功歴史文物館 台湾の英雄「鄭成功」を祀る廟(台南)

五妃廟 Temple of the Five Concubines

台南の五妃廟

「五妃廟/ごひびょう」(ウーフェイミャオ、Wufei Temple)は明朝最後の王、寧靖王の5人の妃を祀った廟。

清軍に追われ、最期を悟った寧靖王は自死を決意。
それを察した5人の妃は先立って命を絶ってしまいます。
寧靖王は彼女達を埋葬し、後を追うように自死。

この悲話を知った人々により墓所に廟が建てられ、五妃廟となりました。
廟内には5人の妃の御神体が祀られています。

台南の五妃廟 五妃廟 5人の妃を祀る廟(台南)

文化発信スポット

国立台湾文学館(旧台南州庁) National Museum of Taiwan Literature

国立台湾文学館、旧台南州庁の外観

国立台湾文学館(National Museum of Taiwan Literature)は日本統治時代の1916年に建てられた台南州庁舎の一部を利用した文学館。

建物の設計は日本人建築家の森山松之助氏。
レンガとコンクリートを使った重厚感ある洋風建築が特徴です。

文字を持たない原住民の口承文学や、植民地の歴史がある台湾のそれぞれの時代、土地で生まれた文学について学ぶことができます。
日本語解説は一部対応しています。

国立台湾文学館、旧台南州庁の外観 国立台湾文学館 / 旧台南州庁 日本統治時代の建築物を巡る(台南)

台南市美術館一館(原台南警察署) Tainan Art Museum Building 1

台南市美術館一館(原台南警察署) 臺南市立美術館一館 臺南州警察署の外観

台南市美術館一館(Tainan Art Museum Building 1)は2018年10月にオープンしたばかりの文化発信施設。
建物は日本統治時代の1931年に台南警察署として建てられ長く使われてきました。

2010年に台南市警察局が移転し、2011年には美術館として生まれ変わることが決定
。改修工事を経て2018年にリニューアルオープンしました。

旧警察局館内では改修工事の様子などが展示され、後方に増設された新しい建物では官民両方の協力を得て収集された美術品が展示されています。

中庭の大きな木が印象的で、その周りを囲むようにウッドデッキのカフェスペースもあります。

台南市美術館一館(原台南警察署) 臺南市立美術館一館 臺南州警察署の外観 台南市美術館1館 日本統治時代の旧台南警察署とアートが融合!2019年リニューアルオープン

台南市美術館二館 Tainan Art Museum Building 2

台南市美術館二館 Tainan Art Museum Building 2

台南市美術館二館(Tainan Art Museum Building 2)は、2019年1月27日完成の新しい美術館。
かつて日本統治時代には、台南神社があった場所です。

設計は日本人の建築家、坂茂氏。
台南のゆかりのあるアーティストを中心に、台湾の現代アートを多く展示。
建物は斬新なデザインで、新たな台南のランドマークとして話題のスポットです。

台南市美術館二館 Tainan Art Museum Building 2 台南市美術館2館 台南に新たなランドマーク誕生!2019年1月オープン

人気の街歩きスポット

神農老街 Shennong Street

神農街(シェンノンジェ、Shennong Street)は清代のノスタルジックな雰囲気が漂う人気のストリート。石畳が照らされる夜のライトアップは更に風情があります。規模としては小さめな通りですが、古民家をリノベーションした雑貨店やカフェが並び、そぞろ歩きが楽しいスポットです。

正興街 Zhengxing Street

台南の正興街

正興街(ヂォンシンジェ、Zhengxing Street)は地元の若者に人気のストリート。
スイーツショップが多いグルメエリアなため、地元民と観光客でいつも賑わいます。

特に日替わりソフトクリームショップ蜷尾家甘味處と、メロンデザートの泰成水果店が有名。
正興街の店のオーナーを猫のイラストにした正興猫もユニークで、あちこちにパネルが設置してあります。

台南の正興街 台南の正興街 観光客で賑わう人気のストリート

藍晒圖文創園區 Blueprint Cultural and Creative Park

藍晒圖文創園區(ランシャイトゥーウェンチュアンユエンチゥ、Blueprint Cultural and Creative Park)は司法職員の宿舎だった建物群をリノベーションしたエリアです。通称はブルーハウス。

台南デザイナーや台湾クリエイターのショップやギャラリーが並び、カラフルなウォールアートは絶好の写真スポットとなっています。
週末を中心にイベントも開催され、文化を発信する場として賑わいを見せています。

夜市

花園夜市 Flower Garden Night Market

花園夜市(ホアーユィエンイェシィ、Flower Garden Night Market)は木・土・日曜のみ開催される夜市。
B級グルメの屋台が立ち並び、台南4大夜市の中でも最も活気のある夜市です。

中心部からは離れており、台南駅からはタクシーで10分ほど。
かなりの人で賑わうので、落ち着いて食べたい場合はテーブルが設置してある屋台を利用しましょう。

大東夜市 Dadong Night Market

 

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夜市赞😍

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大東夜市(ダードンイェシィ、Dadong Night Market)は月・火・金曜のみ開催される夜市。

台南駅の東側にあり、周辺に学校が多いことから学生たちで賑わっています。
台南駅からはタクシーで10分程度。

台南の夜市は曜日ごとに開催場所が変わり、屋台も移動します。
予定をチェックして出かけましょう。

郊外の観光スポット

玉井 Yujing

玉井芒果批発市場 玉井のマンゴー市場の愛文マンゴー

玉井(ユイジン、Yujing)はマンゴーの名産地。

台南から北東に約30kmの場所に位置しています。
街の中心に果物市場があり、収穫期に山盛りのマンゴーで埋め尽くされる様子は圧巻。
市場内のかき氷店では新鮮なマンゴーを味わうことができ、4〜10月の旬の時期には遠方から観光客も訪れるほど人気です。

台鉄台南駅からはバスで所要約1時間10分。

台南 玉井の総まとめ!旬の台湾マンゴーを楽しもう

四草綠色隧道 Sicao Green Tunnel

四草緑色隧道マングローブのトンネル

安平の先の北西エリアは湿地帯が一面に広がる台江国家公園。

その中にある四草綠色隧道(スーツァオリュースースイダオ、Sicao Green Tunnel)はマングローブで囲まれた緑のトンネルとしてミニクルーズの人気ルートになっています。

熱帯地域ならではのアドベンチャーを体験できるのも南国台南の魅力です。

四草緑色隧道マングローブのトンネル 四草緑色隧道 マングローブが織りなす緑色のトンネルでミニクルーズ(台南)

まとめ

赤崁担仔面の担仔麺

台南の市街地はコンパクトにまとまっているため、徒歩でも観光して回れる点も魅力的です。美味しい台南グルメもたくさんあるので、街歩きと上手に組み合わせて歴史と文化、グルメを満喫しましょう!

台南で食べる!美味しいグルメ 案内マップ付き(台南美食)台南で食べる!美味しいグルメ 案内マップ付き

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